
ひまわり、向日葵、日回りなど、いろいろな表し方があるようだが「太陽の動きにつれて、その方向に向けて、太陽を追うように花が回る」ことに由来するようだ。「いつも太陽に顔を向けている花」というイメージ は小さいころから聞かされていた。しかし、夕方になると東を向くという。先日、15万本のヒマワリがそうしている、とTV画面で紹介があった。そういえばそう見えた。
と、いうヒマワリなのに、あるところで見かけたヒマワリ、わずか4本しか咲いていないのに花の向きはすべて違っている。面白くて1枚撮った。撮りながら、個性的といえばそうだろうが、一般的な自然の摂理から外れている。どうして逆らっているのだろうかと、聞いてみたくなった。何れも沈思黙考の姿に思え問いは遠慮した。
「福島ひまわり里親プロジェクト」と呼ぶ活動がある。津波で奥さんを亡くされた人が「妻の好きだったひまわりを植えよう」と荒れ地に鍬を入れられる姿が全国に広がった。その種を全国の里親に送り、採取された種を福島に送り返してもらう。それを繰り返し「ひまわり」の輪を広げようというもの。
ひまわりが人の顔に見え、そして同じ方向を向いている。福島と全国の絆つくり、災害を風化させないなど様々な思いを込めたプロジェクトという。2粒の種から1000粒の種が採取できるとか。いつかひまわりが全国を埋めるかもしれない。先の4本もそんなことを思案していたのだろう。