
「四輪駆動で軽自動車のキャンピングカーが欲しい」というカメラ好きな知人。お気に入りが見つからないのか、まだお目にかかっていない。小さい理由は、撮影で山奥の細道を駆け抜けるためで、必要理由に家族旅行は入っていないように思える。
近所の家の駐車場にャンピングカーが止まっている。いつもはテント状に張ったブルーシートが雨露を防いでいる。シートが取り除かれたということは間もなく動くということだろう。自転車も2台取り付けられた。行き先はどこだろうか。車体には車の旅というステッカーが貼られている。
車の旅は現役時代の職場行事のバス旅行、親しい人たちとの何台か連ねた小さな旅行。子どもが小さなときは母も一緒に何度か泊まりの旅をした。どの旅もそれぞれ違いがあって面白く楽しいものだった。そういえば、車を持ってからは列車を利用した家族旅行はしていない。
最近、同年の人が「車の家族旅行は今回で最後にした」と山陰を旅した感想の最後に記されていた。そのわけは、年齢を中心にして疲れや視力のことなど、安全を考えてとあり、家内も賛成したと結んであった。う~ん、分かるような気もするが、回数を減らしながらの軟着陸でなく、突然ゼロにするとはすごい。きいっぱりと止める「安全」のために、だれも止められない。