日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

小さな入道雲

2014年05月03日 | 生活・ニュース


 昨日は八十八夜、もう霜は降りないでしょうと「八十八夜の別れ霜」という希望の日とか。これに続けて「九十九夜の泣き霜」がある。これをひとくくりにして「八十八夜の別れ霜、九十九夜の泣き霜」と呼ぶ。農家にとってこの時期の霜は農作物にとって大敵。「別れ霜」でほっとしたのにそれよりも遅い霜を「泣き霜」と呼ぶ心情が伝わる。それにしてもうまい命名だと感心する。

 そんないい伝えを知ってか知らずかお昼前に「霜注意報」が発表され「4日朝は霜に対する農作物の管理に注意してくださ」とコメントがついている。昨日の最高気温は26度超え、今日も25度手前の最高気温なのに「霜」とは解せない感じだが、これが自然界だろうか。空気が乾いているので火の取り扱いに注意とのコメントもある。

 この暑さをあらわすかのように山入端に小さな入道雲らしき姿がある。一人前には遠いがそれなりの威厳を感じさせる。日傘をさしたひとが「どうしてこう暑いのでしょうか」と行き違いに挨拶。確かに心地よい暖かさを一気に通りすぎている。その小さな入道雲を正面に見ながらしばらく進み広い道路へ出る。そこを曲がると向こうの空には雨を心配させるような黒い雲が広がる。空も季節の変わり目に何か迷っているようだ。

 下校する小学一年生と一緒になった。後ろをゆっくりとついて歩く。ランドセルがちょっと大きめに見えるがまだ一カ月、そのうち背中に落ち着くだろう。どの子もとにかく元気、大きな声の会話が学校生活の楽しさを感じさせる。みんな奨励服に着ているので皆仲良しを感じる。子ども入道雲は児童らの威勢におののいたか姿が消えていた。
 
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