日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

岩国今昔 2

2016年02月05日 | しっちょる岩国

 

 昭和60年代初め、今は廃刊になった地元紙に連載された「岩国今昔」という記事がある。内容は岩国の明治から昭和時代前半にかけての由緒ある建物や風景、生活の様子などが絵とその説明が簡潔な文で載っている。記憶にはあるが今では見ることの出来ない懐かしい光景も多い。
 
 この切り抜きを保存されている人のご好意で110枚余を複写した。別保存で原画を写されたカラー写真もあり貴重な資料として大事に残したい。

 6年前、ご当地検定試験に関わり地元の歴史を学んだ。その中で、由緒ある故郷の姿が、社会の変化とはいえ、それに連れ姿は変わり、やがて消滅するのではと思うようになっていた。

 通学で渡った橋とその袂にあった警察署、大正時代に建てられたモルタル作りの図書館、温もりの伝わる木造校舎、石柱の立つ病院など絵ならではの優しさを感じる。それらは現在のように写真で残せる時代ではないころの郷土の姿の一端を教えてくれる。

 藩政時代に城下町と呼ばれた地域も、時代の波には逆らえず活気は薄れた。かっての賑わいを取り返そうと、最近始まった新しい活動に期待をしている。
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