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それは遠くであれ近くであれ救急車に消防車、パトカーという緊急自動車のサイレンを聞かなかったという日は無い。身近に事故や災害が発生していることになる。こうした車両にはその進路を譲ることが運手する者の義務になっている。ところがこうした車両にお構いなく、我が運転を続ける場面にヒヤリとしたことは何度かある。救急搬送に同乗した人が「思ったよりゆっくりな走り」と感じたというが、安全走行が優先しているのだろう。
一般的に119番で救急車出動を依頼するのは、急で手に負えない症状と判断した時で救急車の到着でひとまず安堵する。そこには救急隊員への信頼があるからにほかならない。救急車が動き出すと、どこへ向かうか分からないが救急業務を見ていた方もほっとした経験は何度かある。発進した救急車も行先に困ることがある。市内には国病や医師会病院が存在するが、受け入れられず40㌔近く離れた隣の市の病院へ搬送されたと聞いた。ごく最近のことという。
地方にある医療機関が医師不足を始め種々の経営課題を抱えていることは報道で知るし巷の話題にもなっている。医療機関独自で解決できる問題は少ないからこそ、国や自治体が関与することになる。そこには住民の安心安全、特に命を守るという何ものにも代え難い内容がある。市内には二つも大きな病院があり万一の時も安心、そう思っていたら搬送先がドラマのような結末だったとは大きな驚きだった。
病院側には診れなかった事情があるだろうが、診る方と診られる方の思いには開きがるようだ。市民の安心安全を約束しない政治家はいない。時には目線を変えて約束したことの課題を見直してほしい。