日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ツバメの味方

2017年07月28日 | 生活・ニュース

 ツバメは渡り鳥で益鳥として子どもの時から知っている。地面すれすれを猛スピードで飛翔しながら羽虫類を餌としてとらえる。すれすれに飛ぶ姿を撮ろうと何度挑戦したかしれないが、いつも地面だけが写っていて1度もツバメは写せていない。人に近い場所で巣作り、産卵、子育てをして南へ向かう、南の地で同じ繰り返し。旅を続ける鳥といえる。

 タクシー会社の駐車場の屋根裏にいくつも作られる巣に、会社の対策は透明なビニール傘を逆さにつるし糞害を避ける、ローカル放送では毎年ニュースになる。他にも、ツバメの巣を守り巣立ちを待つ人が、巣の場所に見合う工夫をしている報道は多い。わが家には1度もその経験はないが、もしやってきたら大事に見守ってやる。

 歩道を歩いていると頭上でツバメの鳴き声、見ると2羽ほどが鳴きながら羽ばたいている。その停まっているのは糸。よく見ると、黄色の強靭そうな糸が玄関の上に数本張られていて、その奥側にツバメの巣がある。巣には2羽ほどが頭を覗かせている。カラスなどの天敵から守るため家人の気持ちがそこに見える。糸は親鳥の餌運びを邪魔しないのか、そう思っているとき親鳥が帰ってきた。張られた一番下の糸下から速度を落とすことなく巣にたどり着いた。賢い。

 ツバメはどのくらい長生きするのだろう。「毎年帰ってきてくれる」と子や孫の帰省のような楽しい話を聞く。巣立ちして南へ飛んでいけるのは十数%というレポートもあるり環境は厳しそうだ。人を恐れない、いや信頼しているツバメ、田園の減少をどう感じているだろう。
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