個人資産を投資に回し、景気を刺激し生産性を上げ日本経済を立て直す、数年言われ続けられたがその効果は庶民の肌には感じない。投資に回す個人資産など持ち合わせていないが、高齢家族として若干の蓄えは必要と心掛けてはいるが、望みとする蓄えの額には程遠い。そんな中、春ころに定期預金の書き換えがあった。サービスに宝くじ券がついた。当選金は7月に振り込むという説明もいつの間にか失念していた。
所用でATMを操作後に記帳した。見ると宝くじ当選金300円が振り込まれていた。この金額は、財布代わりの普通預金通帳に定期的に記入される利子よりはるかに多いことに気づく。コツコツと貯めるのではなく宝くじが当たれば億万長者も夢ではないが、その確率は夢のような数字で気長く待つ神経保持者でないと無理なように思える。
よく「日本はいくら借金しても大丈夫」といった暴論も耳にするがあまりにも能天気だと言わざるを得ない。現在、国民の金融資産は千八百兆円あるといわれる。住宅ローンを除いた正味資産は約千三百兆円。これに対し国と地方の借金を合わせるとほぼイコール。船でたとえるならば、あとコップ一杯に水を注ぐだけで喫水線を越えてブクブクと沈んでいく。そんな危機的状況にあります。これは自民党議員が書いたもの。
そんなあやふやな政治状況なら、わずかでも手元資金がないと年金収入だけの高齢者はすぐ路頭に迷うことになり、周囲へ迷惑をかけることになり残念でしたでは済まない。昨日予測した梅雨明け、中国地方4県は明けたが山口県は北九州域でお預け、百日紅の花が残念そうに青空を見上げていた。