夏休みになると子どもらの喜ぶ行事が多い。この地域で最大の行事は錦帯橋下川原での花火大会、10万近くの人が夜空を見上げる。その周りには多くの屋台が並ぶ。子どもらの目的の一つはここにある。毎年8月の第1土曜日、今年は広島原爆平和祈念前日の5日に行われる。ぜひ夏空であってと願う。
この時期、各地で祇園祭が行われる。その豪華な山車や人出の映像に見入る。大分県日田市は大水害に襲われ、祭りをどうするか検討されたが、復興への意気付けとして山車を多くに人が眺めた。各地で大洪水が発生している。数年いや数十年に1度という、祭りのできなくなった皆さんは次の祭り開催を目指してとエールを送る。
地域の祇園祭は夏休みに入って最初のお祭り。いろいろな背景からだろう最近はこじんまりというか縮小形に変わった。山車は軽トラの荷台に乗り子どもが引くことはなくなった。神輿を担ぐ子らへの水かけも子どもらの減少からか途絶えた。カネと笛の音にあわせて、荷車に乗せられた神輿が紅白の紐を引く子らに連れられ裏通りまで回るので有難い。賽銭を入れると子どもらが大きな声で「有り難うございました」。
法被を着た子どもらの中に外国の子らもこれまでになく多く見た。それに付き添いの父親は短パン・ティシャツ・手にはうちは首にはタオル姿で、日本のお母さん方と会話しながら子らの後に続く。こじんまりだけでなく、強化される基地機能に合わせて在日米国人も増え祭りのスタイルも日米合作にいつか変わるかも、そんな心配心も起きる街の変わりようだ。