
昨年は新型コロナウイルスの自粛ということで中止された「錦帯橋ロードレース大会」今年は開催された。コロナ下でもありレースは5㌔と20㌔の2種類で行われ、我と思わん約900人が出場したという。小学生からかなりの高齢と思える人まで、思い思いのユニホームはどれも軽快に見える。走れる人がうらやましい。
コロナ下の開催、スタートまでマスクは着用など感染防止について選手に対しては繰り返しアナウンスされている。出発前の様子は蜜そのもの、マスクは外せない。私のように応援や見学する者には何の呼びかけもない。グループや家族などは結構固まって身振り手振りで選手と交流す姿、ちょっと気になった。
首都圏のコロナ緊急事態宣言は今日までであったが再延長された。これはコロナ感染に終止符が打てない、感染は止まらないことを公に認めたことになる。野球にサッカー、ラグビーなど注目のスポーツが始まる。第三波の感染で観戦者の上限が見直されたことは記憶にある。地域のこじんまりしたロードレースでもこれだけの人が集まる。明らかに密での会話が進んでいる。五輪大丈夫だろうか。
それにしても、錦帯橋周辺でこれだけの人の群れは久しぶりに見た。都市部の観光地や商店街の閑散とした通りが息を吹き返してるような映像を見ると、心配とよかったと感じる二律背反する思いで見ている。五輪はこんなものではない、完全な感染防止ができるなら早くその策を公表すべきだ。高齢者のいらぬ心配で終わればいいにだが。