
「弘法にも筆の誤り」という諺がある。この解説には書の名人・弘法大師でも書き損じることがある。名人や達人でも、時には失敗する例えとある。弘法大師が書き損じたかどうかは知らないが、もしそれが現存するなら、お宝鑑定に出したいものだ。似たような諺に、河童の川流れ、猿も木から落ちるなどを思い出す。
パソコンを始めたころ「ソフトのバージョンアップや更新は必ず実行するように」と教わった。箱の中のことはさっぱりな故、この教えは守ってきた。そのことでトラブルや不具合は経験してこなかった。最近、JPEGを印刷すると中央部分が真っ白い帯状になり印刷できない。アプリをチェックするも異状ない診断が出る。プリンターの保証期限はとっくに過ぎておりの購入を考え、機種を検討していた。
ものは試し、いつも利用する電気店の修理部門へ印刷不良を持参し状況を話す。メーカーに問い合わせてくれるも混雑で電話は通じない。あきらめて品定めしているところへ修理部門の人が追っかけて来た。メーカーに連絡がついたとして「これで検索」とメモを渡された。購入を中断し、帰宅して検索した。最新の20H2機能更新プログラの更新で同じようなトラブルが多発しているようで「累積更新プログラム」が公開されたいた。
新しい公開プログラムをインストールし問題は解決した。今回のことは弘法の例に同じなのだろうか。トラブル、原因は自分では分からない、ならば買い替えるか、手っ取り早い解決方法だが出費をともなう。困った時にはどこかに誰かに相談、今回改めてそれを認識するとともに出費を免れた。応対の店員さんに復旧とお礼を伝えた。