
黄砂、辞書では「中国北西部で、強風に吹き上げられた黄色い砂塵が空をおおい、風に運ばれながら徐々に降下する現象。三月から五月に多く、しばしば日本にも及ぶ」。衛星画像で、その黄砂が西風に乗って運ばれてくる様子が伝えられる。まるで豪雨をもたらす雲のようにその濃さまでが分別されて伝わる。
予報では洗濯物の屋外干はやめましょう、そんな注意も流される、まるで大雨注意報に似ている。視界が5㌔を下回ると危険な状態になるという。身近では車の運転にも注意が促される。県内西部では視界3㌔くらいの映像が流されていた。映像を見る限り注意の必要なことがわかる。黄砂は人体へも影響及ぼすが、コロナ感染予防のマスク着用で多少はしのげるのだろうか。
2週間ほど前の中国北京の黄砂映像で視界に入るすべてが黄色といより薄茶色に変わっていた。日本にも影響あると伝えられたが、今やって来ている黄砂の方が日本には厳しいように思う。砂はモンゴルのゴビ砂漠からやって来ているという。ゴビ砂漠、社会科で習った世界4大砂漠の一つは思い出すが、黄砂を学んだかどうかは覚えていない。
天気がいいので本来なら城山山頂の岩国城とそれを囲む桜が映えるのだが、あいにくの黄砂で共に霞むというかぼんやりしている。県内のPM予報では洗濯物や車に付着が目立つ状況と出ている。外出は減らすよう注意が出ている。大都市のコロナ感染を思えばなおさらのこと自粛がよさそうだ。それにしても厚労省官僚をはじめとして都市部の感染防止を怠る人の多さに驚く。