
週刊朝日は1922(大正11)年2月15日、サンデー毎日は1922(大正11)年4月2日に創刊、今年で101年という長寿誌になる。ところが、少し兄貴分の日本最古の総合週刊誌こと朝日は5月末を持って休刊になる。廃刊ではないことからいつか復刊があり得るかもしれないと期待する。
おととしの週刊誌の売上金額は1997年のピークら8割減、特に新聞社系の落ち込みが目立つという。電車内で見ているのはスマホで、印刷された文字を読む人はいないという。電車通勤の経験はないが、何年かぶりに利用した新幹線の経験から納得する。周りの人は全員がスマホ操作だった。読もうと取り出した文庫本を仕舞い込んだ。
という私も週刊誌の積極的購入派ではなかったし、今もそれは続いている。読むと言えば出先での待ち時間に、備えの週刊誌をパラパラめくっていた。コロナ禍ではその週刊誌も新聞も姿を消していた。週刊誌が活字メディアの一翼をになった時代もあったが、それは週刊誌ネタとさげすむ層もあった。
文字は文字だがネット記事が週刊誌に変わっている。ただ、週刊誌はそれなりの取材がされているように思う。政治の闇や社会の悪を追跡取材で明るみに出し力を見せている。足で獲得した記事という証がないと、なんとなく記事に信頼がおけない気持ちになるのは私の悪い性だろうか。
(今日の575) 記者魂足で固めてペンで書く