「暑さ寒さも彼岸まで、暑い寒いも彼岸まで」と諺にある。秋の彼岸の頃には残暑もやわらぎ、春の彼岸が来れば寒さも薄らぎ、しのぎやすい日和になる。今日は春の彼岸の入り、朝方の濃霧が消えると柔らかい日ざしに押されジャージを脱ぐ。同好会の集いの日だが、所用ができ欠席、その代り屋外でたっぷり日差しを受けた。昼前温度計は23度だった。
明後日は母の35回目の命日、都合があって昨日のうちに墓参りを済ませた。亡くなった先祖が彼岸から、時々こちらの側の此岸へ姿を現すという。これが彼岸と此岸が交流する行事の日で、その場所がお墓という。日本の先祖崇拝の影響からきているという、こんな話を聞くと彼岸に墓参りする理由がわかる。
そんな彼岸の終りを待っていたかのように彼岸中の3月21日に1都3県の非常事態線が解除されるようだ。先週末からマスコミの報道は解除ありきの報道になっていた。マスコミが宣言を解くわけではないが政府の側からの情報で伝わって来るからだろう。東京の人出の多さと増加率、マイクに答える若者の声、繁華街の賑わいなど、地方にいると「大丈夫なの」と思う。
宣言解除が彼岸中なので先祖はコロナを警戒して早く此岸を去ってしまうかもしれない。そうすると墓参りしても会えないことになる。大きなお世話だがそれまでにお参りを。街に出たくて出たくて、若い人のそんな声が多く放送されるように感じる。警戒感なくして感染を止めれるのか、専門家の意見はどうだろう。
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