
今日は雨水。3月5日啓蟄までの期間を指し、雪が雨に変わり春に向かっていく節目といわれる。「季節が春になっていくよ、農作業の準備を始めましょう」、今と違い昔はそんな大切な日とされたともいう。もう一つ大切な日でもある。それはお雛さまを飾るなら雨水の日がいい、それは良縁に恵まれるからという。女の子は素敵な旦那様と幸せになって欲しい、そんな親の願いから生まれたらしいが現在ではお叱りが来そうな説明かもしれない。
雨水と良縁は関係あるの、これは日本神話から来ているという。雪が雨に変わり春に向かっていき農作業が始める。機を同じくして草木も芽吹き雪解けは川となる。水が命の源で母と考えられ、水の神様は子宝とされた、とある。今日、飾れなかった家は都合に合わせ楽しく飾りつけをしてください。
孫娘は遠くに住み我が家にはおひな様の飾りはない。その代わりと呼ぶには物笑いになりそうだが手製の雛さまを飾っている。何年か前、陶芸教室で仕上げた2組。気持ちを込めて作った記憶がある。世界で一つの雛さまとしてこれからも大事に使い続ける。
年々、錦帯橋界隈の江戸時代の風情が少なくなっていくのは寂しい思がしている。少しでも江戸期の昔の情緒を残し伝えたい、そんな思いを込めた「内裏びなまつり」が今月27日から3月6日まで錦帯橋近くで始まる。店頭など35カ所にさまざまな表情をしたひな人形が飾られるという。新しい趣向もあるようでカメラ持参でお越しください。