
東京五輪・パラリンピック開会まで3週間。その開催が問われているが、新型コロナの感染状況から6割も7割もの国民が危惧している。開催施設の集中する東京都を中心とする首都圏の感染状況が上昇に転じている。昨日の東京都の新規感染者700人越を受けて今朝の朝刊(都内)見出しは毎日「感染爆発を示すステージ4相当」、読売「コロナ再拡大鮮明」、産経「爆発的感染」、東京「リバウンド鮮明」、朝日は「ステージ4の目前」で最もおとなしい。
コロナのワクチン接種は本来なら五輪・パラリンピックのためではないはずだが、いつの間にかそうなっている。接種が進めば互いにメリットはあるだろう。しかし、ここにきてワクチンが予定通りあるいは希望の数量届かない、職域接種受付中止、冷蔵庫不備でワクチン廃棄、報道ではワクチン輸入量減なども伝わる。
マスクが絶対に手放せない生活になって1年余、こうした不安を抱く人の気持ちをよそに季節や時間は時を確実に刻んでいる。梅雨前線の活発化、線状降水帯の出現など梅雨ならではの雨模様になっている。湿度・気温共に高くなり熱中症が多発している。熱中症の原因で、気温の寄与度を1とすると湿度は何とその7倍、輻射熱2倍という。エアコンで湿度と室温を下げるのが熱中症予防になる。
例年、アユ魚解禁は6月1日でこの日から国名勝・錦帯橋の鵜飼開きだが、コロナ禍でひと月遅れの今日が初日。川面の風があるとはいえ、遊覧船のコロナ対策はしっかり願いたい。これからお盆までの風物詩、ハス田には蓮の花が咲き初め夏の到来を告げている。