k嶋さんファンの皆さんお待ちどう様
久々の怪しい盟友のレポートです。
最近はすっかりトレールランナーになって、
野山を走りまくっているとのこと、
今回は北丹沢だそうです。
朝5時頃、雨音で起床。
外を見て
「今日は少し厳しいかな」
と思いつつ食事。
その後ハイドレーション等の準備、車への積み込み終え、
予定より少し遅れて7時過ぎに出発。
道志のスタート地点「青根緑の休暇村」には9時過ぎに到着。
この時点で風は無いものの、雨脚は少し強い。
気温18℃~19℃。
9時45分、谷底の駐車場からまず2k先の650m分岐点、
に向けスタート。
すぐに暑くなりウィンドブレーカーを脱ぎ、JOYジャージになる。
道志道(R413)をくぐるまでは舗装路。
その後はかなり荒れたトレイルに入る。
道は細く急で、数十mごとの葛篭織りになっているので、
レース時はかなりの渋滞が予想される。
スタート時のポジショニングが重要か。
650m分岐点より西に下る。
この道は登山地図、国土地理院地形図にも記載されていないだけに、
ほぼ未整備で作業道かと思われる。
沢まで下り、道とは言えないガレ場を慎重に通過。
暫く走ると林道になり、青根の集落に出る。
ここからは「神の川キャンプ場」(8.3k)まで上り下りの続く舗装路となる。
ロードでのトレイルシューズはやはり重い。
退屈なロードが続くが、家々の色鮮やかな満開のアジサイが目を楽しませてくれる。
キャンプ場から神の川を渡り、「鐘撞山(かねつきやま)」(900m)へ向かう。
道はあまり使われていないのか荒れている箇所が多く、
また地図上では尾根を行くようになっているが、
実際には南東斜面の痩せたシングルトラックを多く走る。
人口の穴があるので走行注意。
途中10k地点(1°37’、表示あり)を通過したあたりから勾配がキツくなる。
雨脚強くなる。
頂上到着。
武田家由来の伝承あり。
小さな釣鐘があったので軽い気持ちで打つと、驚くほどの音量。
周りを見てオロオロする。
尤もこんな荒天時に山に来る馬鹿はいない。
(実際、往きも帰りも山中で人と会わなかった)
ここから折り返す予定を変更。
第一関門(18.4k)に向かう。
鐘撞山からは少し下り鞍部を暫く走るが、
その後急で危険な上りが始まる。
この「壁」が、関門に下るための分岐点までに何度も立ち塞がる。
場所によっては雨水が幾すじもの細い流れになり道が判別できない。
四つん這いなって登るも、何度もずり落ちる。
「ここは鎖場だろう」
と思う箇所には変色したトラロープが申し訳程度にあるが、
レース時は何人んもぶらさがるので、使用しない方が賢明か。
このあたりで1000mを越えているので寒さを感じてくる。
肌を流れる雨つぶの一つ一つが体力を流していくような気持ちになる。
実際に体力の消耗が激しい。
この時「遭難」の文字が頭をよぎる。
「冗談では無い」と徹底的に打ち消す。
途中木の下で食事をするが、葉を突き抜ける雨は避けられず。
葉を叩く雨音が無限に聞こえる。
この後あえぎながらも1300mの分岐点に到着。
下れる喜びで飛び込むように下山路に入る。
しかし細く急な道は周りの雨水を集め小川になり、
路面は泥濘状態。
植生のことを考えるとルール違反ではあるが、
脇の草地を走らせてもらう。
ただそれも断片的で長くは続かず、結局泥の中を上りより慎重に下る。
針葉樹林帯に入ると路面状況が向上。
走る速度を上げる。
延々と続く葛篭織りの下りに脚の押さえが効かなくなり小休止。
シューレースをきつめに締めなおし出発。
シューズの安定性、グリップ力が著しく向上したのが分かる。
暫く下ると突然渓谷の音が聞こえる。
神の川上流に出た。
すぐに荒々しい岩達と、それに架かる頼り無い橋が見えてくる。
二本目の橋を渡るとき、
「これは大丈夫か?」
と躊躇したが、意外と安定していた。
その後すぐに林道に出ると
「犬越路、順路」の表示。
第一関門だ。
3°23’、制限時間より1時間以上早い。
レースではこの後1160m(21.5k地点)と、
1433m(35k地点)の二つの峠を越える。
大丈夫か?
ここから山に登れば順路だが、試走は終了。
神の川ヒュッテのバーベキューエリアの屋根の下で、
雨に濡れない2回目の食事を採る。
この後ランニングで川沿いの舗装路をキャンプ場まで戻り、
そのまま来たコースを戻る。
川向こうの雲の湧き立つ今走ってきた峰々を見ると、
不思議な気持ちになってくる。
途中「エビラ沢の滝」で一息入れる。
紅葉の時期に来てみたい場所だ。
650m地点を下り岐路は最後1kのトレイルを走りゴール。
走行距離32k、5°18’
ゴール地点、癒しの湯で汗を流す。
つづく
久々の怪しい盟友のレポートです。
最近はすっかりトレールランナーになって、
野山を走りまくっているとのこと、
今回は北丹沢だそうです。
朝5時頃、雨音で起床。
外を見て
「今日は少し厳しいかな」
と思いつつ食事。
その後ハイドレーション等の準備、車への積み込み終え、
予定より少し遅れて7時過ぎに出発。
道志のスタート地点「青根緑の休暇村」には9時過ぎに到着。
この時点で風は無いものの、雨脚は少し強い。
気温18℃~19℃。
9時45分、谷底の駐車場からまず2k先の650m分岐点、
に向けスタート。
すぐに暑くなりウィンドブレーカーを脱ぎ、JOYジャージになる。
道志道(R413)をくぐるまでは舗装路。
その後はかなり荒れたトレイルに入る。
道は細く急で、数十mごとの葛篭織りになっているので、
レース時はかなりの渋滞が予想される。
スタート時のポジショニングが重要か。
650m分岐点より西に下る。
この道は登山地図、国土地理院地形図にも記載されていないだけに、
ほぼ未整備で作業道かと思われる。
沢まで下り、道とは言えないガレ場を慎重に通過。
暫く走ると林道になり、青根の集落に出る。
ここからは「神の川キャンプ場」(8.3k)まで上り下りの続く舗装路となる。
ロードでのトレイルシューズはやはり重い。
退屈なロードが続くが、家々の色鮮やかな満開のアジサイが目を楽しませてくれる。
キャンプ場から神の川を渡り、「鐘撞山(かねつきやま)」(900m)へ向かう。
道はあまり使われていないのか荒れている箇所が多く、
また地図上では尾根を行くようになっているが、
実際には南東斜面の痩せたシングルトラックを多く走る。
人口の穴があるので走行注意。
途中10k地点(1°37’、表示あり)を通過したあたりから勾配がキツくなる。
雨脚強くなる。
頂上到着。
武田家由来の伝承あり。
小さな釣鐘があったので軽い気持ちで打つと、驚くほどの音量。
周りを見てオロオロする。
尤もこんな荒天時に山に来る馬鹿はいない。
(実際、往きも帰りも山中で人と会わなかった)
ここから折り返す予定を変更。
第一関門(18.4k)に向かう。
鐘撞山からは少し下り鞍部を暫く走るが、
その後急で危険な上りが始まる。
この「壁」が、関門に下るための分岐点までに何度も立ち塞がる。
場所によっては雨水が幾すじもの細い流れになり道が判別できない。
四つん這いなって登るも、何度もずり落ちる。
「ここは鎖場だろう」
と思う箇所には変色したトラロープが申し訳程度にあるが、
レース時は何人んもぶらさがるので、使用しない方が賢明か。
このあたりで1000mを越えているので寒さを感じてくる。
肌を流れる雨つぶの一つ一つが体力を流していくような気持ちになる。
実際に体力の消耗が激しい。
この時「遭難」の文字が頭をよぎる。
「冗談では無い」と徹底的に打ち消す。
途中木の下で食事をするが、葉を突き抜ける雨は避けられず。
葉を叩く雨音が無限に聞こえる。
この後あえぎながらも1300mの分岐点に到着。
下れる喜びで飛び込むように下山路に入る。
しかし細く急な道は周りの雨水を集め小川になり、
路面は泥濘状態。
植生のことを考えるとルール違反ではあるが、
脇の草地を走らせてもらう。
ただそれも断片的で長くは続かず、結局泥の中を上りより慎重に下る。
針葉樹林帯に入ると路面状況が向上。
走る速度を上げる。
延々と続く葛篭織りの下りに脚の押さえが効かなくなり小休止。
シューレースをきつめに締めなおし出発。
シューズの安定性、グリップ力が著しく向上したのが分かる。
暫く下ると突然渓谷の音が聞こえる。
神の川上流に出た。
すぐに荒々しい岩達と、それに架かる頼り無い橋が見えてくる。
二本目の橋を渡るとき、
「これは大丈夫か?」
と躊躇したが、意外と安定していた。
その後すぐに林道に出ると
「犬越路、順路」の表示。
第一関門だ。
3°23’、制限時間より1時間以上早い。
レースではこの後1160m(21.5k地点)と、
1433m(35k地点)の二つの峠を越える。
大丈夫か?
ここから山に登れば順路だが、試走は終了。
神の川ヒュッテのバーベキューエリアの屋根の下で、
雨に濡れない2回目の食事を採る。
この後ランニングで川沿いの舗装路をキャンプ場まで戻り、
そのまま来たコースを戻る。
川向こうの雲の湧き立つ今走ってきた峰々を見ると、
不思議な気持ちになってくる。
途中「エビラ沢の滝」で一息入れる。
紅葉の時期に来てみたい場所だ。
650m地点を下り岐路は最後1kのトレイルを走りゴール。
走行距離32k、5°18’
ゴール地点、癒しの湯で汗を流す。
つづく
今から行ってきます。いい報告ができますよう