この芝居は、イギリスの労働者階級・カーン一家を中心にした物語。
この一家、とにかくおしゃべりばかり。
いやいや、一家というより、一族かな。
まずは今回上演の2作品両方に登場する最後の人物シシイ・カーン。
ハリイの妹、アダとロニイの叔母さんにあたる。
『大麦…』では、労働組合で働き、
優秀なオルガナイザーとして活動している。
おしゃべり好きはまぁ、当然として、
サラとはまた違ったタイプの女性である。
活動家を引退した後は、
親戚の間を転々としているとか。
生涯独身(?)で、
そういう意味では、思うままに生きている。
そんなシシイ・カーンを演じるのは、
『大麦…』では、町田聡子。
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この作品の彼女ももう劇団では中堅の女優となり、
稽古場には後輩が増えている。
学校公演の“先乗り”の牽引車である彼女は、
日常的に学校の先生に会いに行き、芝居の話をする。
そういうところは、
優秀なオルガナイザーとしてのシシイが重なる。
芝居小屋の本公演は久しぶりだとか。
同じく『ぼくは…』でのシシイ・カーンは、奈須弘子。
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こちらは、後述するエステル・カーンとのコンビ。
掛け合いが面白く、
エステル役の冨山とのイキのあった芝居が、
舞台を和ませている。
彼女は、舞台上に、
ふわっとした時間を作ってくれる。
『ぼくは…』に登場するアダとロニイもう一人の叔母エステル・カーン。
冨山小枝が演じる。
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『マイという女』の老け役いらい、
彼女の老け役は評判が良い。
今回は知識でもなく、
徹底した底辺にいる労働者階級の女。
コメディであり、
また、悲劇でもある。
奈須と2人、客席を沸かせてくれることを期待している。
そしておまけ。
カーン家の一員ではないが、サラの兄。
その縁でカーン家に出入りしている。
演じるのは浅井純彦。
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この夏は、『目をさませトラゴロウ』のちょっとしたツアーがあった。
そこでは子どものトラ役、
『風の又三郎』の5年生の少年……、
年齢不詳で、不思議に幅のある俳優。
今回は実年齢に近い配役か。
浅ちゃんの新たな引き出しをのぞいてみたい。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ウェスカー連続上演
アーノルド・ウェスカー/作 木村光一/訳
大麦入りのチキンスープ 入江洋佑/演出
ぼくはエルサレムのことを話しているのだ 志賀澤子/演出
2012年9/6~17
◆=大麦入りのチキンスープ
●=ぼくはエルサレムのことを話しているのだ
*=Low Price Day
※=アフタートーク
9/6木 19時◆
9/7金 19時●
9/8土 14時◆/※/19時●
9/9日 14時●/※/19時◆
9/10月 19時◆*
9/11火 19時●*
9/12水 19時●
9/13木 19時◆
9/14金 19時◆
9/15土 14時●/※/19時◆
9/16日 14時◆/※/19時●
9/17月 14時●
開場は開演の30分前
会場:ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線武蔵関より徒歩7分)
全席自由
前売(一般)3800円/前売(学生)3000円
当日(同一料金)4500円
10日(月)と11日(火)はロープライスデー 2500円均一
2作品セット券(2作品セット)=6200円
☆★アフタートーク★☆
9月8日(土)14時・・・終演後
木村光一(演出家・翻訳) × 入江洋佑(TEE)
9月9日(日)14時・・・終演後
七字英輔(演劇評論家) × 志賀澤子(TEE)
9月15日(土)14時・・・終演後
川成洋(大学教授) × 入江洋佑(TEE)
9月16日(日)14時・・・終演後
山本健一(元朝日新聞記者) × 志賀澤子(TEE)
公演の詳細はHPへ
http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/wesker/wesker.html
webチケットの申し込みはこちらへ
http://www.tee.co.jp/ticket-web.html
この一家、とにかくおしゃべりばかり。
いやいや、一家というより、一族かな。
まずは今回上演の2作品両方に登場する最後の人物シシイ・カーン。
ハリイの妹、アダとロニイの叔母さんにあたる。
『大麦…』では、労働組合で働き、
優秀なオルガナイザーとして活動している。
おしゃべり好きはまぁ、当然として、
サラとはまた違ったタイプの女性である。
活動家を引退した後は、
親戚の間を転々としているとか。
生涯独身(?)で、
そういう意味では、思うままに生きている。
そんなシシイ・カーンを演じるのは、
『大麦…』では、町田聡子。
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この作品の彼女ももう劇団では中堅の女優となり、
稽古場には後輩が増えている。
学校公演の“先乗り”の牽引車である彼女は、
日常的に学校の先生に会いに行き、芝居の話をする。
そういうところは、
優秀なオルガナイザーとしてのシシイが重なる。
芝居小屋の本公演は久しぶりだとか。
同じく『ぼくは…』でのシシイ・カーンは、奈須弘子。
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こちらは、後述するエステル・カーンとのコンビ。
掛け合いが面白く、
エステル役の冨山とのイキのあった芝居が、
舞台を和ませている。
彼女は、舞台上に、
ふわっとした時間を作ってくれる。
『ぼくは…』に登場するアダとロニイもう一人の叔母エステル・カーン。
冨山小枝が演じる。
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『マイという女』の老け役いらい、
彼女の老け役は評判が良い。
今回は知識でもなく、
徹底した底辺にいる労働者階級の女。
コメディであり、
また、悲劇でもある。
奈須と2人、客席を沸かせてくれることを期待している。
そしておまけ。
カーン家の一員ではないが、サラの兄。
その縁でカーン家に出入りしている。
演じるのは浅井純彦。
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この夏は、『目をさませトラゴロウ』のちょっとしたツアーがあった。
そこでは子どものトラ役、
『風の又三郎』の5年生の少年……、
年齢不詳で、不思議に幅のある俳優。
今回は実年齢に近い配役か。
浅ちゃんの新たな引き出しをのぞいてみたい。
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ウェスカー連続上演
アーノルド・ウェスカー/作 木村光一/訳
大麦入りのチキンスープ 入江洋佑/演出
ぼくはエルサレムのことを話しているのだ 志賀澤子/演出
2012年9/6~17
◆=大麦入りのチキンスープ
●=ぼくはエルサレムのことを話しているのだ
*=Low Price Day
※=アフタートーク
9/6木 19時◆
9/7金 19時●
9/8土 14時◆/※/19時●
9/9日 14時●/※/19時◆
9/10月 19時◆*
9/11火 19時●*
9/12水 19時●
9/13木 19時◆
9/14金 19時◆
9/15土 14時●/※/19時◆
9/16日 14時◆/※/19時●
9/17月 14時●
開場は開演の30分前
会場:ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線武蔵関より徒歩7分)
全席自由
前売(一般)3800円/前売(学生)3000円
当日(同一料金)4500円
10日(月)と11日(火)はロープライスデー 2500円均一
2作品セット券(2作品セット)=6200円
☆★アフタートーク★☆
9月8日(土)14時・・・終演後
木村光一(演出家・翻訳) × 入江洋佑(TEE)
9月9日(日)14時・・・終演後
七字英輔(演劇評論家) × 志賀澤子(TEE)
9月15日(土)14時・・・終演後
川成洋(大学教授) × 入江洋佑(TEE)
9月16日(日)14時・・・終演後
山本健一(元朝日新聞記者) × 志賀澤子(TEE)
公演の詳細はHPへ
http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/wesker/wesker.html
webチケットの申し込みはこちらへ
http://www.tee.co.jp/ticket-web.html