空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

安倍首相の資質云々についてのtwitter記事メモ

2018-08-23 10:59:34 | ノート




 最高級水準では谷垣・麻生・甘利…などと、その当時用意できた最良というに値する同僚たちをそろえる点を捉えれば、まさしく選択的に谷垣を選ぶあたりに安倍氏の優秀さを見るべきということになる。他方で●●とかを配置したあたりに「そのような取り巻きを選択的に」選び出してしまうボンクラ具合を読み取ることもできるだろう。

 現実には、彼には、この、少なくとも二つの側面がある。ところが彼を賞賛する者は彼の選択眼の素晴らしさのみを見、彼を非難する者は彼のスカっぷりを論う、例えば上掲二例目のように。しかし現実は、少なくとも二面があるのだ。そして何がしかを何かのために論じる者は、自分の主張に見合うような「現実」「過去」を選択的に見出し、そうしてストーリーを練り上げる。

 こうして、歴史を論じる際のアレな側面、『現代のために選択的に過去を”発見”する』というアレなアレがものっそい強調されることになる:



 しかし彼らは個々に個人なのである:



 まあその、個人的に



 こういう傾向があるなら、それはそれで「過去を選択的に発見」した一例ではあるが、これはこれで安倍氏の個人としての選択なのであって、しかも時代に応じたうえでのそれなのであって、単に接続するのはうまくない、とまあいっておこう。

 彼が戦前の亡霊なら、なぜ今、そこそこの支持があるのか―という点、通り一遍のプロパガンダではなくちょっと考えてみてもいい。




 反アベ主義者には決して理解されないような見解だが、私は上掲の見解に相当同意する。あれだけの有力家系なら、子をなして家系を繋げることに相当の圧力があろうに、どっちがどうかわからんがともかく子のないまま夫婦をつづけ、かつあれだけぶっとんだ人でも行動を制約することなく自由に行動させようとし続けていたあたり、「フツー」の家庭からは結構な消極的支持・同意を取り付けるだろうな、と私は見る。



 嫁を守りきる力のない並みのダンナも、ダンナにまあそこまでの権力はねえよなあと思う嫁も、しかしあそこまで私/うちの嫁ははっちゃけてねえよなあと思うひとびとも、割と地味に共感をもつのではないか。反感もむっちゃありそうだけど。ともあれ「皇太子殿下と安倍首相はいまどきのリベラルな夫の代表」はほんとにごもっとも、とおもう。

 まあその、あくまで消極的支持とか、判断留保とか、消極的不支持とかその辺あたりと思うが。

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