うん,昨日の件の続き。
そのとある人の曰く,地雷処理に使役する死刑囚は志願により,また十二分な訓練を施すべきなのであり,自衛隊と共に活動すべきものであると。
問題点1.やっぱり人材供給がものすごい不安定で,足りなさそうです。
問題点2.志願者といっても資質に欠けたりとかいう問題が出ます。やっぱり志願兵を仕込むほうが話が早いです。隊員供給もそれなりに安定します。
問題点3.自衛隊に司法の一部を任すってことになりますが,そんなあなた軍法会議もない自衛隊にそんな無茶を(いやあまり関係ないけど)。というかそもそも自衛隊は刑務所や裁判所の下働きじゃない。
やっぱり「文字通り一生をかけて償わせれば宜しい」というアイディア偏重で,実際の運用上,不安定の予感。
同じ予算をかけるなら,10年20年30年を見据えた長期計画で人材を育成,技術の伝承に途切れがないよう配慮する。専門家集団ならそういうことができる。何時出てくるか判らない,何歳かも解らない,体力能力が足りるかも不明,そんな「志願者」を待つシステムってオカシイ。
超マイナー学問分野ならそういった事情はいつでも起こりうるけど,破綻した国家の再建を援助するだなんて国際的国家的大プロジェクトに,そこまで不安定なシステムを敢えて組み込むメリットが解らない。
思うにこれは目的を何処に置くのかの差に,根の一つを有する。
私は地雷処理→現地生活の再建を目的とし,援助側はその目的に最前最良を尽くす義務があると考える。
某氏は,ここに死刑囚処置を目的としたシステムを介入させようとするのだ。国内問題の難点の処理を対外政策に紛れ込ませるって,ふつう非難の対象にならんかな。
「もののついで」さえ地元の利益になるようにと配慮すべき(であろう)国際貢献の場に,地元のためを思ったものでは全くない代物を紛れ込ませる―やっぱりよくないことだと思うけどな。
ところで問題の氏の意見では,死刑囚志願者が地雷に当たって両足喪失したりしたらどうするかというと「さあもう一度だ」だそうだ…後送なんかしてあげない,死に果てるまでやれ,と。
…そこまで自発的にやる(やらされる)んですか? 或いは強制ですか? 誰が強制するんです? 自衛隊員(ないし地元の被委託団体)ですか? 苦楽を共にした(であろう)戦友同胞にそんな処分出来るほど自衛隊は人ですかああそうですか。
或いは先方の警察かなんかですか? 実際上の死刑執行を委託するてぇのはだから国家権力的に拙いんじゃないかと。
…やっぱり酒飲みの与太話程度の意味しかなさそうだなぁ…。
こんなことに頭脳を使うのも,どうも,資源の無駄遣いですよねぇ…。
そのとある人の曰く,地雷処理に使役する死刑囚は志願により,また十二分な訓練を施すべきなのであり,自衛隊と共に活動すべきものであると。
問題点1.やっぱり人材供給がものすごい不安定で,足りなさそうです。
問題点2.志願者といっても資質に欠けたりとかいう問題が出ます。やっぱり志願兵を仕込むほうが話が早いです。隊員供給もそれなりに安定します。
問題点3.自衛隊に司法の一部を任すってことになりますが,そんなあなた軍法会議もない自衛隊にそんな無茶を(いやあまり関係ないけど)。というかそもそも自衛隊は刑務所や裁判所の下働きじゃない。
やっぱり「文字通り一生をかけて償わせれば宜しい」というアイディア偏重で,実際の運用上,不安定の予感。
同じ予算をかけるなら,10年20年30年を見据えた長期計画で人材を育成,技術の伝承に途切れがないよう配慮する。専門家集団ならそういうことができる。何時出てくるか判らない,何歳かも解らない,体力能力が足りるかも不明,そんな「志願者」を待つシステムってオカシイ。
超マイナー学問分野ならそういった事情はいつでも起こりうるけど,破綻した国家の再建を援助するだなんて国際的国家的大プロジェクトに,そこまで不安定なシステムを敢えて組み込むメリットが解らない。
思うにこれは目的を何処に置くのかの差に,根の一つを有する。
私は地雷処理→現地生活の再建を目的とし,援助側はその目的に最前最良を尽くす義務があると考える。
某氏は,ここに死刑囚処置を目的としたシステムを介入させようとするのだ。国内問題の難点の処理を対外政策に紛れ込ませるって,ふつう非難の対象にならんかな。
「もののついで」さえ地元の利益になるようにと配慮すべき(であろう)国際貢献の場に,地元のためを思ったものでは全くない代物を紛れ込ませる―やっぱりよくないことだと思うけどな。
ところで問題の氏の意見では,死刑囚志願者が地雷に当たって両足喪失したりしたらどうするかというと「さあもう一度だ」だそうだ…後送なんかしてあげない,死に果てるまでやれ,と。
…そこまで自発的にやる(やらされる)んですか? 或いは強制ですか? 誰が強制するんです? 自衛隊員(ないし地元の被委託団体)ですか? 苦楽を共にした(であろう)戦友同胞にそんな処分出来るほど自衛隊は人ですかああそうですか。
或いは先方の警察かなんかですか? 実際上の死刑執行を委託するてぇのはだから国家権力的に拙いんじゃないかと。
…やっぱり酒飲みの与太話程度の意味しかなさそうだなぁ…。
こんなことに頭脳を使うのも,どうも,資源の無駄遣いですよねぇ…。
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