空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「いわゆる外国人戦闘員とはイスラムの兄弟たちである!」

2009-05-14 01:02:33 | ソマリア関連
Garowe Online Somalia: Foreign fighters are 'our Muslim brothers': Al Shabaab May 12, 2009

 アルシャバブの政治部門指導者Sheikh Hussein Ali Fidowが記者会見で,外国人戦士は2006年にソマリアに来たのだと認める。「彼らは(2006年2月に,モガディシュで)軍閥とイスラミストとの間で戦闘が始まった時にやってきた(※1)。そして彼らはそのソマリの兄弟たちを救おうと決意したのだ」。

 彼は,自分は「ムスリムでないものだけが外国人だと」考えるとし,モガディシュの外国人イスラミストは「ソマリア解放の用意ができている」のだとし,民衆に彼らを「外国人戦闘員foreign fighters」とレッテル付しないよう警告する。

 さらにはSheikh Bashir Ahmed Salad師が議長として導くイスラム調停委員会を,この委員会はSheikh Sharif Ahmed大統領から命令を受けとっれいるのだとして強く非難。「いわゆるところの(イスラム)学者団とは,(大統領官邸)Villa Somaliaから直接命令を受け取っているのだ,彼らの決定とは,政府とAMISOMとを援助しようとしてのものだ」。

 Islamic scholarsはPresident Sheikh Sharifは停戦を受け入れたと声明,ですが反対派からは返答がない。―今回のFidowの発言は,満足されるものではないにせよ,回答に当たることになりましょうか。
 さらに彼はAMISOMを,民間人地域を無慈悲に砲撃したと非難,イスラム聖戦士たちに「AMISOMを護るために戦うな」,つまりはSheikh Sharif派民兵に(事実上)寝返れ,と勧めるわけですね。

 外国人戦闘員の正確な数字は不明の様子。


※1追記。特に国内向けには,つまり『外国人云々って今の政府の連中が非難するけど,あんたたちがIslamist闘争,Islamist政権やってた時にもいたんだ,なにをいまさら自分たちの手を拭って非難するのか』という話にもなりますねー,そいえば。

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