なんというか,順調に悪化しているご様子。
とりあえず,ここ最近のタイムライン(と,主にBBC掲載順)に従って挙げてみよう:
BBC Central African Republic rebels seize Ndele from army 11 December 2012
反乱勢力がカメルーン,チャド,スーダンと連結する道路上にあるNdeleなる町を奇襲で奪取したとの記事。これが一週間ほど前の段階(私もメモした)。
NdeleはChadの国境にも間近い。2007年にも2010年にも,その帰属が戦闘の焦点になったほどの交通の要地である模様(News24 CAR rebels claim control of key town 17 Dec 2012)。
そしてこの間の進展は謎だが,18日になって続々と続報が入る―首都から北東に360kmほどにあるダイヤモンド鉱山地帯の町が奪取されたというのである:
BBC Central African Republic rebels take diamond-mine town 18 December 2012
なんでもSelekaなる反乱組織集団(三つの団体の連合体)は,記事発行時点で既に(少なくとも)四つの町を支配下に置いたのだという。ダイヤモンド鉱山地帯の中心地Bria―ここには陸軍基地もあり,火曜朝(五時頃から,Star Onlineによる)の攻撃に兵は抵抗したものの,(昼ごろまでには,これもStar Onlineによる)放逐されたのだという。戦闘による政府側死者は15名とのこと。
また,支配下の町として,他にOuadda,Sam Ouandjaさらに先日のNdeleの名も挙がる。
軍もBriaの町長も,Briaは既に反乱組織の手にあると認める。
反乱側の要求は―世間の通例からすればだいぶん,つつましいものではある。2007年の和平合意事項を守れ,収監された人々を解放しろ,給料くれ…(給料がこないので再び銃を手に取った向きもある様子)。要求に応えて交渉のテーブルにつかないと,政権を覆すぞ!
―最初から『じっくりお話しようか(その気になるまでぶんなぐる)』というあたり,まだしも,『全土に僕等がそうだと考えるところのシャリーアを導入すべきだ,そうでないなら背教者だ,死ね』という方向よりはまだマシかなあとか。
そんなSelakaに,チャドは軍隊を派遣するのです:
BBC Chad deploys troops to help fight CAR rebels 19 December 2012
Bozize大統領 (Wikipedia日本語)が依頼すると,チャドはほとんどノータイムで派兵を決定,火曜,20台の車両に重武装の兵を乗せて越境。首都Banguiまで300kmほどまで迫った反乱側がそれ以上進展しないよう,援助する意向。
…senior government officialが「We couldn't stand there doing nothing in front of this rebel advance」とまで言うのです,なかなか援助も大変なことでは,と思われますが。
しかし,民族問題から経済格差問題から,そうした問題が一気に噴出しかねない話題であるからには―なんとか頑張っちゃうものでしょうか:
The Star Online CAR rebels take diamond mining town, kill 15 soldiers 19 December 2012
―この記事では,反乱側の勢力下にある町としてさらにBaminguiの名があがる。
とりあえず,ここ最近のタイムライン(と,主にBBC掲載順)に従って挙げてみよう:
BBC Central African Republic rebels seize Ndele from army 11 December 2012
反乱勢力がカメルーン,チャド,スーダンと連結する道路上にあるNdeleなる町を奇襲で奪取したとの記事。これが一週間ほど前の段階(私もメモした)。
NdeleはChadの国境にも間近い。2007年にも2010年にも,その帰属が戦闘の焦点になったほどの交通の要地である模様(News24 CAR rebels claim control of key town 17 Dec 2012)。
そしてこの間の進展は謎だが,18日になって続々と続報が入る―首都から北東に360kmほどにあるダイヤモンド鉱山地帯の町が奪取されたというのである:
BBC Central African Republic rebels take diamond-mine town 18 December 2012
なんでもSelekaなる反乱組織集団(三つの団体の連合体)は,記事発行時点で既に(少なくとも)四つの町を支配下に置いたのだという。ダイヤモンド鉱山地帯の中心地Bria―ここには陸軍基地もあり,火曜朝(五時頃から,Star Onlineによる)の攻撃に兵は抵抗したものの,(昼ごろまでには,これもStar Onlineによる)放逐されたのだという。戦闘による政府側死者は15名とのこと。
また,支配下の町として,他にOuadda,Sam Ouandjaさらに先日のNdeleの名も挙がる。
軍もBriaの町長も,Briaは既に反乱組織の手にあると認める。
反乱側の要求は―世間の通例からすればだいぶん,つつましいものではある。2007年の和平合意事項を守れ,収監された人々を解放しろ,給料くれ…(給料がこないので再び銃を手に取った向きもある様子)。要求に応えて交渉のテーブルにつかないと,政権を覆すぞ!
―最初から『じっくりお話しようか(その気になるまでぶんなぐる)』というあたり,まだしも,『全土に僕等がそうだと考えるところのシャリーアを導入すべきだ,そうでないなら背教者だ,死ね』という方向よりはまだマシかなあとか。
そんなSelakaに,チャドは軍隊を派遣するのです:
BBC Chad deploys troops to help fight CAR rebels 19 December 2012
Bozize大統領 (Wikipedia日本語)が依頼すると,チャドはほとんどノータイムで派兵を決定,火曜,20台の車両に重武装の兵を乗せて越境。首都Banguiまで300kmほどまで迫った反乱側がそれ以上進展しないよう,援助する意向。
…senior government officialが「We couldn't stand there doing nothing in front of this rebel advance」とまで言うのです,なかなか援助も大変なことでは,と思われますが。
しかし,民族問題から経済格差問題から,そうした問題が一気に噴出しかねない話題であるからには―なんとか頑張っちゃうものでしょうか:
The Star Online CAR rebels take diamond mining town, kill 15 soldiers 19 December 2012
―この記事では,反乱側の勢力下にある町としてさらにBaminguiの名があがる。
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