Abdi Salaan Mohamed Ali

　Abdi Salaan Mohamed Aliはソマリアの若手サッカー選手（U-20）。2011年2月21日に起きた，反政府派による自爆テロの巻き添えになって死亡した：

BBC Fifa offers sympathy to Somalia 22 February 2011

　FifaのSepp Blatter会長は弔意を表した。
　なお，他に2名の選手：Mahmoud Amin Mohamed及びSiid Ali Mohamed Xiisもこの事件によって負傷。

　Blatter氏はソマリア支部長Said Mahmoud Nur氏に手紙をして曰く，この悲劇を耳にして，悲しみに満ちた心とともに―「Fifaを代表して，私は我々の弔意を君に伝える。ソマリアサッカー協会にも。そして最も重要なことだが，犠牲者の家族，友人，愛する人に。彼らに知らせてほしい，この日，サッカー人は彼らとともに在るのだとPlease let them know that today, the football community stands by their side」。

　―そして私もだ。

　Nur氏も声明で語る，「彼は我々の最良のプレイヤーの一人だった。最近U-20チームに入ったばかりの―」。大統領は声明で語る，「我々はこの戦争に倦みつかれた国でその義務を果たそう，我々が死に至るまでだ」。

　ソマリアはFifaのランクで176位。アフリカ最弱のチームの一つだ。
　彼には果たすべき使命があった。代表選手として戦うことだ。注目すべき仕事である。そして若者に夢を与えもする任務である。しかしその遂行は「若者」たちによって拒まれた。もちろん，この「若者」たちは，サッカーを反イスラムであると主張するのだろうが！