空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

支持率変化の記録:52%と51%

2018-11-26 18:10:48 | Weblog

聯合ニュース 文大統領の支持率52% 5週連続下落 2018.11.16 11:37

世論調査会社の韓国ギャラップが16日に発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週より2ポイント低い52%となり、5週連続で下落した。不支持率は4ポイント上昇の40%だった

文大統領を支持する理由は「北朝鮮との関係改善」(32%)が最も多く、「外交上手」(11%)、「対北朝鮮・安全保障政策」(7%)などの順だった

 ということで、この点については私に「イデオロギーこそが問題なのだ」と断言していた老害君も満足することだろう:「文大統領を支持する理由は「北朝鮮との関係改善」(32%)が最も多く」。

 ただまあ、イデオロギーについては、右があれば左もあろうという相対的な側面もつよく、賛成に匹敵するほどの反対派が発生しかねないことも問題である:「不支持の理由は」「「対北関係・親北傾向」(21%)」。

 これに対して、一国の経済状態の如何は、国民みながひとつの経済圏の中に生きていれば、国民皆にふりかかってくるわけであり―

不支持の理由は「経済・民生問題の解決不足」(44%)が最多だった。続いて「対北関係・親北傾向」(21%)、「最低賃金引き上げ」「雇用問題」(いずれも3%)などが挙げられた

 ―まあ、こうなるな。
 老害氏はたいへんイデオロギー的であり、安倍政権のもと、少なくとも多少食えなくはない程度に雇用数自体は改善したらしいことを否定的に捉えるのが常だった。しかし自殺者数が劇的に減っているのは、将来に期待がもてなくはない世相を如実に反映する。

 まあぶっちゃけ、彼は退職金を積んで参戦した投資でわりとごっつく負けて、そのあと、「あとちょっとで勝てるんだけどなあ」という状態を数年間続けていたため、安倍政権下でずっと「将来に期待がもてない」状態だったことが、その情勢判断に影響していたんだろうなあと。…たぶん投資失敗後、三日にいっぺんくらいのペースで聞かされたからな、投資の話と為替の話。

 さて

JBPress 慰安婦財団解散でも本音は「助けて日本」の韓国世論 八方美人外交のツケが回ってきた文在寅大統領 2018.11.23(金) 近藤 大介

かくして大統領選に圧勝した文在寅氏は、大統領就任演説で、「手ぶらで青瓦台(韓国大統領府)に入り、5年後には手ぶらで出ていく」と宣言。ろうそくデモによって朴槿恵大統領を引きずり下ろした韓国国民は、熱狂して新大統領を迎えた。政権発足時の支持率は8割を超え、日本で2009年夏に政権交代を果たし、発足時の支持率が7割を超えた鳩山由紀夫政権を髣髴させた

 3ページ目「文在寅政権は、これ以上の支持率低下に歯止めをかけるには、『定番』の反日攻勢しかないと判断したのではないか。だが韓国国民の専らの関心は、景気問題であって、いまさら慰安婦問題ではない。私の周囲の中小企業を見れば、不景気で社員の給料の遅配が起こっていて、失業者は増える一方。潰れる会社や店も続出している。

『20年ぶりに第二のIMF時代が到来する』という声も聞こえ始めているのだ。日本経済に手を差し伸べてほしいというのがホンネだ」


日経新聞 日ロ平和条約交渉「評価する」67% 本社世論調査  内閣支持率51% 2018/11/25 18:01

日本経済新聞社とテレビ東京による23~25日の世論調査で、安倍内閣の支持率は51%となった。10月の前回調査では48%だった。不支持率は4ポイント下がり38%だった。安倍晋三首相がロシアのプーチン大統領と1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速すると合意したことについては「評価する」が67%で「評価しない」は21%にとどまった

 とまあ、文在寅と安倍との支持率がほぼ並んだのである。不支持率はおなじ4ポイント移動で、むこうは上がってこっちは下がった。

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