空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

国連安全保障理事会で靖国参拝について話題になったとか

2014-01-30 22:41:52 | Newsメモ
 BBCが報じるところでは:

BBC Asia history tensions flare at UN debate 30 January 2014

 日本とその隣国たちとの間の,歴史問題に関わる緊張は国連安全保障理事会の席で吹きあがり,公使たちから激しい言葉が用いられた。

 中国大使Liu Jieyiが言うには,日本の首相の,最近の議論ある靖国神社への訪問は「対話へのドアを閉ざした」。韓国の公使は,日本は歴史について混乱した見解を持っていると非難する。

 日本としては,国連の場でこの問題を提起するのは,緊張緩和を助けないとする。


 ―まあどっちも言いたいことはあろうなと。戦争からの教訓についてちと話そうかと言われれば,中国はここぞと言いたかろうし,しかしわざわざ満座のなか昔の恥を持ち出されるほうは,そりゃあ気分は良くない。


 以下,基本的に両論併記であって,どっちの立場にも特段の肩入れをしているというわけでもない。むしろ日本語の記事を読むより,公平かもしんない。安倍氏については,「ナショナリストとみなされ,日本の戦後の平和主義的憲法を訂正ないし正常化しようと欲しているとされ」,靖国参拝は個人的な資格で行われ,反戦の願いとしているのだという旨,説明がある。

 amendまたはnormaliseというのが注意点か。そうとしか言いようがないともいえるが,そこに'normalise'とかと付ければ,大変意味を変えることができるが,やっていない。nationalistはちときついといえばきついが。

 2006年の小泉首相による参拝以来のこと,ともあり,レア・イベントであることも示唆されるわけだが―

 問題は最後の二段落なわけで。
 米国がdisappontedなのは,北朝鮮の問題を扱うために,中国・日本・韓国には協働してもらわなければならないことと,中国のincreasing assertivenessに対して日本と韓国は協働してバランスを取ってもらわなければならないから。

 にもかかわらず,日本がわざわざ斯くのごとき行動をとったからには,「面倒をかけてくれるな」「自分で処理できるんだろうね」と言いたくもなろう。

 とゆーか,もっと喫緊の大問題は山のようにあるので,「余裕のある方々のお遊び」は他所でやってくれと言いたくなるんではあるまいか―例えばCARとかS SudanとかSyriaとかのひとたちは。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 米軍はal Shababに打撃―al Sh... | トップ | いやちょっと待て君ら »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Newsメモ」カテゴリの最新記事