空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

プントランドと暫定連邦政府は権力分け持ち協定にサイン

2009-08-25 23:17:24 | プントランド関連
Garowe Online Puntland and Somalia’s government sign agreement Aug 23, 2009 - 10:06:17 AM

 まあ2ch的には某氏が書き込んでくれたことでもあるし,これは私の記憶のためのメモ。
 8月23日,ガルカヨでプントランドとソマリア暫定連邦政府との間に,連邦制が機能するまで両政体が如何に協力するかについて合意が成立。論点は15点。

 合意によれば,プントランドは対海賊作戦の本拠となり,連邦憲法起草過程のホスト役を担い,ソマリアあての奨学金の25%を獲得する。

 この教育費に関しては,従来,『なんで「ソマリアあて」の奨学金,全部,モガディシュ政府地域の方でもってっちゃうんだよぅ(泣』と恨みの種になっていたもの。妥当な配分率というべきか,これでプントランドの有為の若者たちが勉学に励めるようになるというもの。

 ちなみに,先日みた痛ましい事件―夜間も勉学に励む少女のろうそくから大火事がっ―のことも思い出したのでここにメモしとこう:BBC Mass grave after Tanzania fire 24 August 2009。タンザニアの話ですがね。


 閑話休題。また,プントランドはソマリアに関わる国際会議等々に,暫定連邦政府公人とともに列席することが許される。ソマリア連邦憲法がパスするまで,プントランドは国際的諸機関や外国企業と交渉したり合意した李することも可能。

 将来の連邦憲法は州政府と連邦政府との権限を定めることであろう―

 署名はソマリア首相Omar Abdirashid Sharmake及びプントランド大統領Abdirahman Mohamed Faroleによって認められる。首相はジブチ合意によって拡大された連立政権を率いるわけですが,このジブチ合意に,プントランドは碌々関われませんでした。あの時は時々,プントランド側からいらつきを表明するコメントがちくちく出てきていた覚えがあります。

 今回の合意は―どうだろう,諸君,プントランドはその望みをことごとく叶えたと,そういう勢いじゃないでしょうか。



 でまあ,そんなこの日を言祝いで,「カテゴリ:プントランド関連」を新設。

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