空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Abdinur Mohamed逮捕:情報相暗殺に関与の噂

2009-08-28 22:37:05 | プントランド関連
Garowe Online Somalia: Police arrest ex-governor in connection with Puntland minister's assassination Aug 25, 2009 - 3:33:28 PM

 プントランド,Mudug県のもと施政官Abdinur Mohamed “Gessey”氏は県都ガルカヨでの月曜夜の警察の捜索の結果,逮捕された。彼は家宅捜索の際,抵抗しなかったとのこと。

 大統領はGessey氏の職務を二週間前に解いた。これはGessey氏が前プントランド情報相Warsame Abdi “Sefta Bananka”の暗殺後,公衆に姿を現さなかったことによる―Gessey氏が,情報相暗殺に関わっているとのうわさがあるのである。尤も,前市長自身は否認するものの。

 なおGessey氏の子息は故情報相の親族の一人(Gobe Ali Hobar氏)を銃撃・殺害,逃亡中とのこと。両名の間には,情報相暗殺をめぐって口論があった様子。
 ガルカヨはなおも夜間外出禁止令下にあるようで…なんだかなー。この都市のために,プントランド指導部は新規に県指導部を形成中,市長・警察長官・裁判官たちの選定は概ね完了している模様。


 プントランドは閣僚暗殺などの不幸に見舞われつつも,選挙で正統に選ばれた大統領のもと,民主的な制度を平和的に維持しようと努力を続けている様子です。殺人事件や血の復讐じみた後続の事件など,まあ割とどこでもありえそうなこと。ことさら情勢不安を言うべきほどのことではないでしょう(アフリカ的に)。

 ソマリランドが大統領のオイタのおかげで評判を落とし,南・中ソマリアなんか言うまでも無い状況下,プントランドはソマリア諸領域中に存在感を増しつつある,のかもしれません。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 武装解除を求める警官と農業... | トップ | メディアへの圧力続く―独立メ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

プントランド関連」カテゴリの最新記事