空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

まあ能力の差が露出する話だなとか

2018-09-14 16:06:05 | Weblog


 ああうん、それ、就職対応だから。

 理系は基本、就職につよいので、そんなに気にしてないだろうけど―また、人数も多いので、ドロップアウトしたひとたちは見ずに済ませることができるんだろうけど、その点、問題が煮詰まった状態として文系大学院を見ればいいでしょう。

 就職先が少なく、人数も少なく、誰もが顔見知り状態。
 でまあ、「オレは専門家だ」というわけで、専門教育しか受けていない状態で、さあDを頂いて就職―
 ―できねえ。

 高級な就職先は滅多になく、まあF欄とかいわれるところに行ったりするわけよ。そこでは専門領域の知識なんぞ役に立たんことがしばしばだ。いや「外部研究費をとって来い」という際には専門家としての技量が問題になるが、「お前のところの学生がうちの家の裏でタバコ吸って吸殻を散らかしてやがる!」というクレーム等を相手したりするときには、極めて曖昧に人間力だのなんだの言われるところの何事かが必要だったりする。

 いや、常識人として常識的にできればいいって程度のことでもあるんですがね、ある意味では。

「こういうときのために人間力wwwに優れた文系wwwを雇ってやってるんだ、さあいけ、文系パンキョー教員wwwww」という態度をモロ出しにされたりすると、こっちもまあムカつくってくらいのことは気付く程度の智恵は持っていたほうがいいぞ?とか、そんなことをどっかで学んでいてくれると円滑な仕事ができるんじゃないかなーとかね。

 そういうのを含め、リーダー様らしく、高度な分析概念とともに学んでおいてくれよ、というのがそうした授業の目的、のはずだ。

 …でまあ、そんな文系のあれこれの愚痴を黙らせるのが、「おいwww文系wwwお前らのケンキュー?のための予算、オレの科研費の間接経費で稼いでやったぞwwwありがたいだろwww感謝の言葉はどーよwwwww」ということなので、さっさと研究費とって来いアンタら。カネまわりのいい分野にいるんでしょーが。

 なお、所謂文系的素養を(理系マインド同様)さらにさらに増進すべきことと、現実に目の前にいる文系(理系)の先生が真っ当であるかどうか・受けるべき授業を提示しているかどうかは別のことです。

 たかがその程度の区別もつけられず「文系は無駄」とかいいたれてるからバカにされてるのだ。

 目の前で喋っている特定のある理学博士がクズであることと、理学が有用な学問であるということとは、別のことなのだ。
 工学が、所謂役に立つ学問であるということと、目の前のある工学博士が役に立たんこととは、別のことなのだ。

 極めて初歩的な、集合だのなんだのといった概念を使えばすぐさまわかる程度のことが解らないあたりをバカにされているのだ。だから「要は能力の差(2018-09-13)」だというのだ。
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