米ウォルマートの「ＤＥＩ」対応変更の件 メモ

　米ウォルマートは今後DEIなる用語を用いず、いわゆる「多様性」対応を縮小する意向。

日経新聞 米ウォルマート、「多様性」にノー　強まる保守派の圧力 2024年11月27日 7:53 (2024年11月27日 8:05更新)

「米小売り最大手ウォルマートがDEI（多様性、公平性、包摂性）に基づく行動基準を縮小することが26日、わかった。米国では経営でのDEI推進に対する保守派の反発が強まり、企業による取り組みの後退が相次いでいる。ウォルマートも保守活動家から圧力を受けていた」

　保守派―反動派かもしれないが―からの圧力をうけ、その流れはトランプの当選で明らかになり、そうして対応に至ったということになるか。

Bloomberg ウォルマート、多様性支援を中止－今後「ＤＥＩ」という用語使わず　2024年11月26日 9:16 JST

「ウォルマートは今後、契約を交わす際、人種や性別を含む多様性を推進要因として考慮することはなくなり、融資の適格性を評価する場合も人口動態のデータ収集を中止する。同社はＤＥＩを巡る公約を撤回したこれまでで最も有名な企業となった」

「ウォルマートは25日、公式なコミュニケーションにおいて「ＤＥＩ」という用語の使用を取りやめることを確認。また、従業員に対する人種平等研修も制限し、性的少数者らＬＧＢＴＱの擁護団体であるヒューマン・ライツ・キャンペーンによるランキングへの参加も見送る」

Kabutan ウォルマート、多様性関連のプログラムを打ち切り＝米国株個別 （NY時間11:30）（日本時間01:30）

「同社は公式なコミュニケーションにおいて「ＤＥＩ」という用語の使用を取り止めることを確認。また、従業員に対する人種平等研修も制限し、性的少数者らＬＧＢＴＱの擁護団体であるヒューマン・ライツ・キャンペーンによるランキングへの参加も見送る。ＬＧＢＴＱを支援するプライドパレードなどイベントへのサポートも見直す予定」

　全面的に降りる方向。「ベタオリ」というものか。端的には「商売にならん」というわけだろう。
　私としてはこの種の運動に、強く政治的というか―政治的というより政局的な運動になった感触を持っており、好感を減らしているところで、まあそういう対応もありなんじゃないのー？と思っている。
　まじめに実質的な活動を続けていくのが大事だと、私としてはそう思っている。