空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

エチオピア大使は空気を読むと良いのです:ソマリア和平問題

2008-09-21 23:27:09 | ソマリア関連
Garowe Online Conference disrupted after Ethiopian ambassador arrives Sep 17, 2008

 いやジブチでソマリア暫定首相Nur "Adde" Hassan Husseinとソマリア再解放連盟(ジブチ派)指導者Sheikh Sharif Sheikh Ahmedが出席して和平交渉してたところ,在ジブチのエチオピア大使Shamsudin Roble氏が会場に闖入(とか言ってしまっていいだろう)。ARS側が抗議して会議場を一時離れた由。

 勿論,エチオピアは一方の当事者であって,和平交渉の席には当然関わりたい・関わらねばならないのは当然ではありますが,別室で待機・随時連絡を受ける,程度で自重して欲しいところではあります。

 国連関係者やAdde,さらにイタリア駐ジブチ大使が努力して,なんとかARS代表団を引き留めたそうですが…余計な手間を掛けさせられた関係諸氏の冷や汗の量たるや,どれほどであったかと。

 まあ。
 以前は同じホテルに滞在してても顔も合わさない勢いの暫定政府・ARSでしたが(国連大使Ahmedou Ould-Abdallahがピンポン玉よろしくいったりきたり),最近は同室での会談をするんですねぇ(和平交渉調印済みですから,当然ではありますが)。

 エチオピア大使が顔を出したのは,『自分たちの登場がどれ程の波を立てることになるだろう?』という観測気球になったわけで…今後,もうちょっと自重してくれるといいんですけどね。

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