南北ガルカヨ市で事態は変化を見せる

　ムドゥグ方面の情勢動く

　要点：去年，プントランドが事実上投げ出したMudug方面，（北）ガルカヨであるが，最近政府施設が襲撃されるなど事情悪化。解決をめざしプントランド中央政府の使節が訪問。他方，南Mudug（その主都は南ガルカヨ市）―中南部ソマリア政府管内であるはず―を主都とする自治体Galmudug（英語版Wikipedia）はスーフィ系民兵団Ahlu Sunna Waljama’aの進駐を受け入れる。

　Galmudugの内政は混乱している様子で（大統領任期が終了してないのに議会が新大統領を任じたりしてるとのこと），現任大統領Ali Mohamed Warsame氏の威令がどこまで効いているのかは謎ですが，ともかく安寧をもたらしてくれる存在は好ましく思われることでしょう。

　つまりMudug県は南北に分割され（しかも県都ガルカヨは南北に分割され），それぞれプントランド・南中部ソマリアとに分有されているということでひとまずご理解頂きたい（：Gaalkacyo（英語版Wikipedia））。

Shabelle media Network　Galmudug state welcomes Ahlu Sunna’s take over of southern Galka’yo town 　Posted: 7/8/2009 5:32:00 PM

Garowe Online　Somalia: Speaker leads Puntland delegation to Galkayo　Jul 7, 2009 - 7:25:43 PM

　使節団は議会議長Abdirashid Mohamed Hersi，保健相Dr. Bashir Ali Bihi，情報相 Warsame Shirwa "Sefta Bananka"，女性問題相Ms. Asha Ghelle。

　なお昨年の（プントランド治下）ガルカヨのぐだぐだ具合については，例えば「ガルカヨ氏族会議は治安維持に責任を負う：ソマリア」を参照。



　まあ，そういうことで。時折地図を確認するのは良いことであり，ひとに大いに勧めたいところである。