おいおいおいおい。
— ぐお (@guo_same) 2019年5月28日
いくらなんでもこれはないでしょ。
『痴漢しない理由』にまで文句付け始めましたよ。
「痴漢しません」って言ってるのに「あまりにも勝手で驚きました」って言われましたよ。
驚きたいのはこっちですよ。
なんなの?
どうすりゃいいの? pic.twitter.com/kkdHzdEK0i
ということで「ぐお」氏には、すくなくとも二つのトリガーがあるので、「不同意性交は悪であると認める倫理を持っているかどうか」だけで「ぐおはレイプするかどうか」が決定されないことが明らかである。
そうそう「捕まったほうが現状より得だから犯罪犯す」みたいのが「捕まったら損だから犯罪犯さない」の裏返しとしてあるわけよね。刑務所では衣食住にありつけるから、というやつ。それこそ「無敵の人」の論理
— 有村悠@6/2神戸かわさき・住吉川01&02 (@lp_announce) 2019年5月29日
少なくとも存在が明らかな二つ目のトリガーの問題がある。「もし感じたら?」だが、それ、この「ぐお」氏が現に性的欲求を欠きぎみのひとである可能性を無視してもいる。この場合、LGBTQIの類への理解の不足を問われる―”男の身に生まれたからといって、生身の女の体にのみ性的欲求を感じると断じる理由は何?”と。
「お前ら男はみな性欲に屈する性犯罪者であり、チャンスがあれば痴漢になる」という糾弾に対する返答ですよ?
— ferreenern (@ferreenern) 2019年5月29日
「お前らに倫理観は存在しない」とまで決めつけてくる相手へ有効な反論は
「利己的な理由でやらない」しかありません。
理解できませんかね。
「倫理観はない」に対する真っ当な反論って「倫理観はある」じゃねえのhttps://t.co/XspYWEmhln
— 有村悠@6/2神戸かわさき・住吉川01&02 (@lp_announce) 2019年5月29日
その倫理観なり利己的な理由なりの範囲をいちいち任意に伸び縮みさせるのはよくない。
「お前には倫理観があるか」
と問われれば
「あるであろう」
くらいに答えるかな。
「男性であるお前には女性に対する性的欲求があるか」
と問われれば
「あるであろう」
と答えるであろうか。
「ではお前は女性に対する性的欲望に敗北して女性に痴漢をする反倫理的な存在なのだな?!」
と問われるなら―どうかという。
「それはしない。なぜなら私は二次元への欲望がつよく、その享受を喜びとしているからだ」
と答えたことに対して
「と言うことは、お前には倫理観はないのだ。個人的な欲望を充足しようとするだけの存在なのだ。ならばその二次元の供給が少なくなれば、快楽を求めて生身の女に手を出す恐れがあるのだ」
と断じられれば―
―まあ、ああ、うん、世界を痴漢と非痴漢とに分断する二元論ならそうなるかなーと。
何様もなにも、「痴漢をしない」理由がアレだとしたら、じゃあ仮に捕まったあとも今までどおり不自由なくアニメとか観られるよとなったら「痴漢しない」理由がなくなるけどいいのか? という問いが立てられるわけよ。さらに「あんたらに魅力感じないから触らない」とも言っているが、もし感じたら?
— 有村悠@6/2神戸かわさき・住吉川01&02 (@lp_announce) 2019年5月29日
そーゆー制度設計にはなってないわけですよね。なる予定でもありますか。
どこぞの国では型落ちゲーム機なら自由に使える素敵な個室つきで刑務所暮らしをエンジョイできるとか、そんな話を聞きもしますが。しかしだからといってその国でそうまで無差別大量殺人が行われていないのは、みんな素敵な倫理観を持ち合わせているからだろうか。となると、ひとが「無敵の人」になっちまうには、いくつもいくつもトリガーがあるのだ。
実際の内心がどうあれ「クソなこと考えてそう」な言動はそのように評価されるし、俺はこいつクソなこと考えてそうだと評価した
— 有村悠@6/2神戸かわさき・住吉川01&02 (@lp_announce) 2019年5月29日
そりゃ無茶だよ。それで外部倫理判定装置を全開でかましていいというなら―身の安全が怪しいのは「こっち」じゃないか。つーか私より確実に有村先生のほうが血祭り順位、高い。こうした人民裁判はマズイ、というのが歴史的経験じゃないかなあ、とりあえずビビットな名前で行けばセイレムとか。
ということでケーススタディをしよう:
【悲報】
— イリク (@mio_asutarute) 2019年5月25日
ディズニーに来た25歳キモオタブサメン童貞の僕。アトラクションの待機列で前のパリピカップルが喧嘩して彼女の方がよろめいて僕の方に倒れてきたから、支えてあげて「大丈夫ですか?」って言ったら、さっきまで泣くほど喧嘩してた彼氏の方に無言で抱きつく。そして僕が彼氏に睨まれる。氏ね
この場合、「被害者」の主観によって、「25歳キモオタブサメン童貞」が若い女性への接触を狙ってディズニーランドを訪れ、首尾よく非積極的行動による環境型痴漢行為に成功したわけで、この「25歳キモオタブサメン童貞」は疑いなく計画的痴漢犯である―と判定される可能性があるわけですが(だって、ついいまのいままで喧嘩してた「彼氏の方に無言で抱きつく」一方、その彼氏はなにやらこの「25歳キモオタブサメン童貞」の悪事を抑止するが語と行くに睨むわけですよ)、宜しいでしょうか。
僕は宜しくないと思う。
ヘイトスピーチの犯罪化もあって、日常的言行もそれに準じて判定される道が開かれているわけだ
あまり上手い道ではなさそうだがなあ