研究は、かけたコストを直接的にお金で回収できないのですよ。
— MMM (@MMM140806) 2019年9月15日
教育、少子化対策、国民の健康増進、治水や治安維持。どれもかけたコストを直接的にお金で回収できない。
だけど、長期的にはGDPを押し上げたり、発生するコストを大きく下げたり、危機を防いだりする。
だから、やってるのです。
そういうものなので、直接的なおカネとの相性はどうもよくないのです。ですが―
研究の相談にお金を支払う、という文化は、実は研究者コミュニティでは未成熟と思う。契約書交わした経験のない方が、たぶん圧倒的多数だろう。だけど、この文化は、知的貢献を低く見積もる土壌になるので、浄化すべきと思っているのです。
— 奥村泰之 (@yachu93) 2019年9月17日
対等の仲間たちのあいだであれば共助で済むのだが、最近はフリーライダーが発生してきていてですな。
先日は、あまりにあまりな基礎知識の欠如に基づくアレな訳文やなんかを数点指摘したところ、教えてください!とかなんとか。いやあ、そもそも学部生でも知ってるレベルの基礎知識から教えなおすのはきっついわ。あと、それくらいなら自分で全面的に訳し直したほうがいいわなあ。
研究者の世界は伝統的に「無償でボランティア」が基本でありそれがビジネスや商用ライセンスの世界と差別化する美徳でもあったし、金銭的負担が発生したとしても「実費」が原則であったので、現代のように外の世界=ビジネスとの関わりが急増した際にどうするべきかは議論が必要なんじゃないかと思う
— TJO (@TJO_datasci) 2019年9月18日
少なくとも企業から共同研究の相談を受けた際に無償で受けるのは、完全に足元を見られるだけなので避けたいところ。やっぱり相談料ぐらいは取るべきだし、実際に共同研究をやるなら企業間の相場に準ずるぐらいは取っても良いと思う
— TJO (@TJO_datasci) 2019年9月18日
まあなあ。
残念なことだが、それなりのコストをかけて練り上げてきたものではあって、無償奉仕はよくないだろうなあと…最近、思う。
研究費のない研究者がまず何をするかというと、生活費を削るんですよ。そうすると貧困に耐えかね精神を病み研究が出来なくなるか、バイトを増やす代償に研究時間が減ってかつ精神を病んで研究も出来なくなるか、生活が出来なくなって研究をやめるんですよ。https://t.co/FtRWCFZtrh
— ロードakメロイXV世の家計簿 (@bookdraught) 2019年8月11日
ということもあり、これもちゃんとした報酬がでる口があれば、まあもうちょっと何とかなるかもしれないのである。
研究の世界で長い間第一線で頑張ってらっしゃる偉い先生から頂いたお言葉。
— Yusuke Shiozawa (@yusuke_shiozawa) 2019年9月12日
研究者として上手くやって行くには、頭が良い必要は全くない。少しの政治力と楽観力はあると良い。でももっとも大事なのは、打たれても前に進む鈍感力と前に進み続ける忍耐力。
だそうです。現場からは以上です。
まあ、そんな感じで行きたいところ。
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