Garowe Online Somalia: 6 wounded as lawmakers' Mogadishu homes attacked May 10, 2009
モガディシュ,5月10日。ソマリア暫定議会議員,イスラム法廷と密接な関連をもっている2名―恐らく先日の議会拡大の際に加えられたメンバーなんでしょうが―の自宅に手榴弾による爆弾テロ。6名負傷。Mohamud Mire議員とYusuf Hayle議員とは負傷せず。しかしボディガード氏が1名負傷。彼らの家族あわせて4名も負傷。これは彼らの自宅に対する3度目の攻撃であるという(Mire氏による発言)。なお最後の1名の負傷者は近所の女性だそうで,お茶でも飲んでたんでしょうか。近所づきあいで。
Mire議員は特定の団体を挙げて非難するということをしませんが,まあ最近イスラミストたちは相互に暗殺の機会を狙い合っていますので。先月ですか,議員1名が暗殺されているようですし。
まあアルシャバブの仕業でなさそうな要素をピックアップするとするなら,彼らの爆弾テロの割には付随被害が少ないですね,一般人を殺してないのは珍しいことです,とまあ嫌味を言っておきたい。議員当人を逃したものの,ボディガードや家族を負傷せしめ,無関係の犠牲と言えそうなのは近所の女性1名。珍しく対象を絞り込んだ犯行です。
拳銃暗殺のときはばっちりターゲットを死なせますがね。
Garowe Online Somalia: Mogadishu fighting worsens, 25 killed
5月10日。モガディシュはエチオピア軍撤退以後最悪の戦闘状態に陥ったという。土曜夜から日曜にかけて戦闘,25名の死亡が報じられる。アルシャバブの援護を得た「イスラム党」(本流というべきか)と,暫定政府の後援を得たイスラム法廷勢力との戦い。
イスラム党のDr. Omar Imanはこれまで彼らの支配下にあったYaaqshiid及びWardhigley の警察署がイスラム法廷側の攻撃によって奪われたことを認める。であればこそ,自分たちは戦わざるを得なくなったと戦闘の発端,原因を相手側に負わす。
そりゃいいんだが,拠点1個2個の取った取られたを理由に全面戦争したりするのは旧日本軍(関東軍)の悪弊でも見習ったのか。…北朝鮮(朝鮮半島北部政権とか微妙な呼び名を使ったりした私)はその意味では正統後継者のよーな気もせんでもないが。
まあ,砲弾で民間人が死傷したとか,それは割と戦場では普通のことなので意図的大虐殺疑惑等々とは同列に論じられないもののはずで(BBC Sri Lankan 'shelling kills 378' 10 May 2009「野戦指揮官の時間」にしては”長すぎ”な砲撃の様子)。今日はほかに興味深い文言が:
Garowe Online Street battles, targeted killings in Somali capital May 9, 2009
一日前の記事。この記事の段階だと,Hizbul Islamの警察署は維持されてる様子。興味深いのはそこではなく,死者に関する言及―Unconfirmed reports said the Al Shabaab fighters included non-Somalis, with some reports describing the foreigners as Arabs, Pakistanis and Afghanis.
興味深いのは―
アルシャバブにアラブ人やアフガン人が入っているというのは,これまで公然の秘密ほどのもので,editorialあたりには言及されはしても,前線の戦闘員としてはあまり聞こえたことがなかった。
むしろ彼らは上級指揮官格であったかもしれない。アルシャバブの,ケータイメール(いやまあ,わかりやすい表現として)での指示など―その指揮系統の根っこに近い位置にいるのでは,と思われていたかと。
前線に出ているのが常態なのなら,今までも日常記事で見られてよかった。なのになぜ,これまでは敵対派閥側からの『彼らの間にはアラブ人…などがいる!』なんて非難の言葉でしか存在してこなかったのか。
彼らが前線に出るべき理由が現れたものか?
また,未確認情報ながらと枕を置きながらも,あえてGarowe Onlineが言及を決断した理由は? 現地情報については,未確認としてさえ,GaoweOnlineは比較的確実そうな話を流すようです。
あるいは,外国からの「聖戦士」が新たに流入したものか?
最近Aweysなど反政府イスラミスト側は,なぜ”アフガン風のイスラム法適用”などに言及するものだろう?
ちょっと今日は疲れて眠いので,妄想を書き連ねてみました。どうもいやぁな想像図です。あってほしくない想像図です。もしも「そう」なら,―ソマリアも立派な対テロ戦争の第三の前線になります―一部マスコミと,ソマリアの過激反米イスラミストとが(あるいはさらに,世界の一部想像力たくましい人々が)そう信じたように。
その妄想に実質が与えられてはいけないはずなのです。もし実質ができれば,ソマリアは再度国際的軍部隊の進駐を迎えるはめになりかねませんでしょう? それは米国と直接切り結ぶという,「聖戦士」には願ってもない戦場を彼らに与えるかもしれません,が,それでまたぞろ避難だのなんだので苦労するのは一般民衆のはずですが。
まあ大義のためなら汝ら民衆餓えて死ね,みたいな連中だから仕方ないか。
ほか,ICU民兵メンバー2名がバカラマーケットで殺害されたとか。
モガディシュ,5月10日。ソマリア暫定議会議員,イスラム法廷と密接な関連をもっている2名―恐らく先日の議会拡大の際に加えられたメンバーなんでしょうが―の自宅に手榴弾による爆弾テロ。6名負傷。Mohamud Mire議員とYusuf Hayle議員とは負傷せず。しかしボディガード氏が1名負傷。彼らの家族あわせて4名も負傷。これは彼らの自宅に対する3度目の攻撃であるという(Mire氏による発言)。なお最後の1名の負傷者は近所の女性だそうで,お茶でも飲んでたんでしょうか。近所づきあいで。
Mire議員は特定の団体を挙げて非難するということをしませんが,まあ最近イスラミストたちは相互に暗殺の機会を狙い合っていますので。先月ですか,議員1名が暗殺されているようですし。
まあアルシャバブの仕業でなさそうな要素をピックアップするとするなら,彼らの爆弾テロの割には付随被害が少ないですね,一般人を殺してないのは珍しいことです,とまあ嫌味を言っておきたい。議員当人を逃したものの,ボディガードや家族を負傷せしめ,無関係の犠牲と言えそうなのは近所の女性1名。珍しく対象を絞り込んだ犯行です。
拳銃暗殺のときはばっちりターゲットを死なせますがね。
Garowe Online Somalia: Mogadishu fighting worsens, 25 killed
5月10日。モガディシュはエチオピア軍撤退以後最悪の戦闘状態に陥ったという。土曜夜から日曜にかけて戦闘,25名の死亡が報じられる。アルシャバブの援護を得た「イスラム党」(本流というべきか)と,暫定政府の後援を得たイスラム法廷勢力との戦い。
イスラム党のDr. Omar Imanはこれまで彼らの支配下にあったYaaqshiid及びWardhigley の警察署がイスラム法廷側の攻撃によって奪われたことを認める。であればこそ,自分たちは戦わざるを得なくなったと戦闘の発端,原因を相手側に負わす。
そりゃいいんだが,拠点1個2個の取った取られたを理由に全面戦争したりするのは旧日本軍(関東軍)の悪弊でも見習ったのか。…北朝鮮(朝鮮半島北部政権とか微妙な呼び名を使ったりした私)はその意味では正統後継者のよーな気もせんでもないが。
まあ,砲弾で民間人が死傷したとか,それは割と戦場では普通のことなので意図的大虐殺疑惑等々とは同列に論じられないもののはずで(BBC Sri Lankan 'shelling kills 378' 10 May 2009「野戦指揮官の時間」にしては”長すぎ”な砲撃の様子)。今日はほかに興味深い文言が:
Garowe Online Street battles, targeted killings in Somali capital May 9, 2009
一日前の記事。この記事の段階だと,Hizbul Islamの警察署は維持されてる様子。興味深いのはそこではなく,死者に関する言及―Unconfirmed reports said the Al Shabaab fighters included non-Somalis, with some reports describing the foreigners as Arabs, Pakistanis and Afghanis.
興味深いのは―
アルシャバブにアラブ人やアフガン人が入っているというのは,これまで公然の秘密ほどのもので,editorialあたりには言及されはしても,前線の戦闘員としてはあまり聞こえたことがなかった。
むしろ彼らは上級指揮官格であったかもしれない。アルシャバブの,ケータイメール(いやまあ,わかりやすい表現として)での指示など―その指揮系統の根っこに近い位置にいるのでは,と思われていたかと。
前線に出ているのが常態なのなら,今までも日常記事で見られてよかった。なのになぜ,これまでは敵対派閥側からの『彼らの間にはアラブ人…などがいる!』なんて非難の言葉でしか存在してこなかったのか。
彼らが前線に出るべき理由が現れたものか?
また,未確認情報ながらと枕を置きながらも,あえてGarowe Onlineが言及を決断した理由は? 現地情報については,未確認としてさえ,GaoweOnlineは比較的確実そうな話を流すようです。
あるいは,外国からの「聖戦士」が新たに流入したものか?
最近Aweysなど反政府イスラミスト側は,なぜ”アフガン風のイスラム法適用”などに言及するものだろう?
ちょっと今日は疲れて眠いので,妄想を書き連ねてみました。どうもいやぁな想像図です。あってほしくない想像図です。もしも「そう」なら,―ソマリアも立派な対テロ戦争の第三の前線になります―一部マスコミと,ソマリアの過激反米イスラミストとが(あるいはさらに,世界の一部想像力たくましい人々が)そう信じたように。
その妄想に実質が与えられてはいけないはずなのです。もし実質ができれば,ソマリアは再度国際的軍部隊の進駐を迎えるはめになりかねませんでしょう? それは米国と直接切り結ぶという,「聖戦士」には願ってもない戦場を彼らに与えるかもしれません,が,それでまたぞろ避難だのなんだので苦労するのは一般民衆のはずですが。
まあ大義のためなら汝ら民衆餓えて死ね,みたいな連中だから仕方ないか。
ほか,ICU民兵メンバー2名がバカラマーケットで殺害されたとか。
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