空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

学生運動云々

2022-09-13 15:20:03 | Weblog
 まあその、こういう「オーラルヒストリー」を見ると、史料と実証データに基づく研究の重要性が感じ取れることだなあとか。



 教科書的には、社会が豊かになったからこそ学生が造反有理な運動まで展開して解決すべき社会問題が解決したり、解決の見込みがつかなくもなくなったりして運動が下火になった、とするかと。超過激派によるとんでもない暴力事件の連発も、運動に対する一般市民の支持を失わせましたねというのが教科書的理解かと。

 そしてこのころには、目指すべき未来=社会主義諸国の諸矛盾も明らかになっていったはずで、これもまた運動が退潮する要因と数えるのが一般的か。

 そんなわけで、日本がリッチだったから学生運動ができた―というのは逆だろう、と。多くの者が貧しかったから、富の偏在を指弾する運動が盛り上がるのだろうと。社会の革命がなされるまえに社会の変革が起こって、あれちょっとまって別に革命しなくても毎日真面目に働いてたら給料あがっていかねえかなこれ?と思われてしまったのが―致命傷でしょうかね。



 高級な大学の学生さんにはそのとおり、でしょうかねえ…。バイトしてれば結構いけた、というのは実感だったのでは。



 とまあ、政府の陰謀一元論へと、この辺で転化していくのはちょっとまあその。





 学生運動の退潮の諸要因は、まずは前掲の通りかと。





 とまあ。「学生運動側の信頼性を貶めるために捏造された性醜聞」的なお話が…ですね…これがまあ…(頭を抱える)。
 …当時はそれなりに誇らしげに口にしていたものでしょうがね…しかしですね当時の価値観からしても恐らくちょっとねぇ…(引き続き頭を抱える)。



つ「ぼくたちは明日のジョーなので飛行機をハイジャックして北朝鮮にゆき、北朝鮮を革命してぼくたちの味方にして世界の革命へまい進したいと思います」
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