空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

クーデターが起こったり未然に防がれたり首謀者が逮捕されたり:アフリカ

2008-08-13 22:41:41 | Newsメモ
 激動☆アフリカ政局

BBC Guinea-Bissau coup plotter held 12 August 2008

 ギニアビサウで先週,クーデターが起きかけたんですって。首謀者は海軍少将Americo Bubo Na Tchuto氏。高級士官らにクーデターの声掛けした容疑が掛けられています。彼は計画露見してのち,海路ガンビアまで逃げたんだそうで,このほど,身柄を確保されたもの。

 ギニアビサウ…うちのblogでは専ら麻薬関係で言及するのが常ですが,このたび,政局関連ではじめて言及する運び。いやこれもどうか。

 なんですか,一国のクーデターが起きるの起きないのは割と重要事の気がするが,まぁ所詮世界最貧国のひとつふたつがどうなろうと日本的には知った事じゃないというところでしょうか(Googlenews検索)。なお国連にゅーす:Ban deeply concerned about rising tensions in Guinea-Bissau 11 August 2008

 なおクーデターが一定の成功を収めた模様なモーリタニアですが:
BBC Freed PM opposes Mauritania coup 12 August 2008
 大統領は捕まりっぱなしですが,解放された首相(「元」をつけるべきかどうかは迷いどころ)は早速活動を開始する模様。大統領支持のデモもあるようですよ? こうしてみると,そりゃまあ軍事クーデターなんてものは属性的に悪ではあれ,もはやこれは政治の一つの様式として機能しているようすであって,一概に片付けられないものがありそうな感。

 だって『不必要なまでの暴力を用いて大統領以下国家指導部を拘束,権力を簒奪した冒険的将軍たち』治下で,あっさり首相が解放されたりすぐさま活動開始できたり外国メディアと接触ルートが確保されたり拘束下の大統領支持のデモができたり,するんですよ? 

 精神障害の女性に爆弾括りつけてペットショップ密集地で爆発させるよーな『反政府活動』よりよほど文化的な『軍靴の音』な感じですー。反対派の要人を拘束しても生きて返すだなんて,そんな紳士的な振る舞い,ちょっとは見習って欲しいなと思わないこともないですー(Google検索)。

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