空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

LGBT運動家殺害に収監50年の刑

2024-12-17 21:21:16 | Newsメモ
 これについては

承前:「ケニア:LGBT運動家殺害容疑で有罪判決」(2024-12-06)

 有罪は決定していて、量刑を決めるばかりというわけだった。50年。

Judge Reuben Nyakundi said the decades-long sentence was based on the "diabolical manner" of the killing.

 ただの殺人ではなく悪魔的な行状が悪い、とのこと。…まあ窒息死させて口にもの突っ込んで、それでごみ箱に突っ込んで放置。まあまあ食らいこみますわね。

BBC Kenyan gets 50 years for murder of LGBTQ+ activist 18 hours ago

Ashley Lime


Kenyan photographer Jacktone Odhiambo has been sentenced to 50 years in prison for murdering his housemate, LGBTQ+ activist Edwin Kiprotich Kipruto, popularly known as Edwin Chiloba, nearly two years ago.

Chiloba, a 25-year-old fashion designer, was smothered to death and his body was dumped in a metal box on the roadside in Eldoret.

 25歳のファッションデザイナー氏は被害者と学生時代からの友人関係。恋人関係でさえあり、それを殺して後悔の念も示さぬというのはマイナス評価対象だ。

Justice Nyakundi said Odhiambo, 25, showed no remorse for the killing.

 犯行後、被害者の金銭を蕩尽したとなれば―強盗殺人相当か。そりゃあ食らいこむ。

The prosecution, led by Mark Mugun, told the court that Odhiambo splurged the activist's money after killing him.

 そのうえで自分が厳刑に処せられたからと泣き崩れる身勝手は、そりゃあマイナス評価の対象だ。厳しすぎたかもなあという思いがあっても、あ、これ、しゃあねえわ、という気になるだろう。

However, after the sentence was read out, Odhiambo caused a stir in the courtroom by falling down and crying.

 なんというか。東アフリカでLGBTQアクティビストが殺害された―となると、昔のゲイ活動家惨殺など思うに、まあたヘイトクライムかよ―と言う気になるのだが。今回のように痴情のもつれなり金銭目的なり、関係の清算なり―そういう普通の理由で殺害されたとなると、なんというか、まあまあ普通の存在扱いされるに至ったんだなあこの人たちも、という暖かい気持ちにちょっとなる。いや殺害され方はひっでぇんですが、少なくともこの例はゲイヘイトだのの理由じゃないってことで。
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