空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

建国記念日に未成年を銃撃する醜態

2019-10-01 22:14:16 | Newsメモ
 よりにもよって建国記念日に、まあ反体制デモをやらかされるのは不愉快不都合であるとはいえ、よりにもよって高校生を実弾で撃ってしまったのは大失態。

BBC China anniversary: Hong Kong protester shot by live round 1 Oct 2019

An activist involved in anti-Chinese protests in Hong Kong has been shot in the chest, police say.

The incident came as thousands of people demonstrated in defiance of a protest ban for the 70th anniversary of Communist rule in China.

Though people have been shot by rubber bullets in previous protests, this is the first injury from a live round.


 基本的には催涙ガスとラバーバレットで制圧・鎮圧・解散を狙っていたもので、実弾入りの鉄砲を持ち出すのはあくまで脅しであったとは思われる。いや、念のために弾は抜いておけ、とも思うが。
 この「手打ち」は、この警官を厳罰に処す、という大々的発表くらいではなかろうか。






A classmate of the protester told the BBC that the man's injuries were not life-threatening.

"We felt horrible when we saw him suffer in the video," he said, adding that fellow students wanted to start a crowdfunding campaign for him.


 幸い、報道によれば命を左右はしない模様。まあ、不幸中の幸いというべきか。胸だと、ちょっとずれただけで本気で死ねるし。

 事情はこういうことかと思う。



 ヴィデオ見たら、「あ、ばかだー!」と思えた。これ、しくじったな?と思える。だいたい、建国記念日に国民に対して実弾発砲前提で配備だなんて、まあよほどの失敗国家のざまだろう。脅しをかけるくらいのつもりでやって、ウッカリやらかしてしまった―というのが、関連プレイヤー全体を妥協させうる、そして実態にもそう説明ではなかろうか。

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2 コメント

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Unknown ()
2019-10-01 23:32:21
...まあその、中共側としては、この警官を処罰するのは気が進まないかもしれないが。
しかし、まず間違いなく、どう弁護につとめようとも、「失態」よりましな表現は難しかろう。
ウッカリ力が入ったとか、動揺して指がすべったとか、ほとんどそういう撃ち方であって―少々悪く取って、”殴られてムカッときたので一発かました”くらいか―、警察の行動としても失態としか。

…なので、失態警官ということで処分するのが、いちばんマシだと思う…。
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Unknown ()
2019-10-01 23:35:55
「真剣に殺しにかかってます」という解釈をとるばあい。それは、よりにもよって建国記念日で注目をあびてしまうタイミングで宣戦布告しているぞ、ということになり、かなーり「中共悪魔視」的な立場に近づくのではないか。
これだと妥協点を取りづらい、そしてその「悪魔」のさらなる暴力行使を誘発しかねない。いや今の段階で既にそういう状況になっているといえば、うん、まあ…そうなんだろうけどさあ…。
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