空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

歪んだ人権意識が垣間見える例

2023-06-12 21:27:23 | Weblog
 そんなものはなんぼでも見られるものだという気はするものの、ともあれ目についた例を記載しておこう。
 どうも合法入国した中国人が日本で痴漢行為等々しまくってビデオ撮影し、それをエロビデオとして売却していたらしい。



 そりゃあダメなのだが、どうも「日本人よくないよ! 日本人反省しろ!」的な訳のわからないコメントを付けた有名人がいたようで。





ほんまに最低だと思います。こんなことが日本人が行っていることを恥だと思うし、この状況は変えていきたいと思います。多くの人に観てほしい。海外メディアだけでなく、日本でももっと報じられてほしい。

 という発言が



 と訂正されたという。何種類かの歪んだ意識を伝えている発言であり、「ほんまに最低」な「日本人が行っている」としたら恥である行為、これを中国人がしていたとなったら「中国人の方の犯行」と。「中国人の方」とするのは、さてどんな意図か。

 中国人に特権的な地位を認め、「の方」と常に言わねば気が済まないのか。いや、日本人がしたら最低の行為だろう。ならば同様に中国人がしても最低の行為のはずだ。私は日本人も中国人も人としての資格で平等だと信仰する立場なので、どちらが犯罪を犯しても同様に批判するが、なぜこのNPO代表者は「の方」を付するのか。中国人には違う倫理判定基準が適用されるというのか。それこそ差別ではないか。

 …まあその、世界各地でそれぞれ微妙に善悪の行為の判定基準は違うが、あんまりあからさまに格差を認めるのはどうかと思う。
 …生身の女性の素材化かぁ…「それはダメなことなんだ」というのは、まずは「郷に入らば郷に従え」でいくかなあ…帰化するつもりがあればなおさらだ(旅行者の類だったら単なる犯罪者ということで強制送還コースに入ったりするだろうか)。



 濡れ衣きせた相手に対する敬意だの謝罪だのなんだの、あってよろしいという気はそりゃあする。

 またさらに



 といった発言が付されているのも興味深い。
 対人恐怖症というのは暴言・冤罪発生の天下御免の免状でもあるというのか。重度のそれで障碍者として保護されねばならぬというなら、まあ適切な医療を提供されるよう望むのも、まあ、ありかもしれないが。しかしこの人物はNPO法人の主催までしているという。ならば問題なく世間一般の市民の法・慣習に従うということでよろしかろう。それをしないのはこの人物を半人前(もしくはそれ以下)に扱うに等しい。

 興味深い例として、メモしておく。
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