空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

(純粋な)差別政策ではなく

2015-11-25 21:18:51 | ノート
産経新聞 石破氏「移民政策、進めるべきだ」と明言 「日本人と同一労働同一賃金」も求める 2015.11.24 17:55

石破茂地方創生担当相は24日、東京都内で講演し「人口が減る中、移民を受け入れる政策は進めていくべきだ」と述べた

「外国人だから安い賃金で働くということは、あってはならない。(日本人と)同一労働同一賃金でなければならない」と語った

 そりゃいつもどおりのお話で、同じ資格で同じ仕事をしてれば同じ給与体系に従うべきだろう。
 そして、既にこの点で外国出身の労働者にとっては参入障壁になっていたりすることに注意が必要だろう。すなわち、母国語に加えて日本語についても相応の能力を発揮できるような層こそ、平等な取り扱いを期待できる、という。

産経新聞 加藤1億総活躍相「移民政策の考えは持っていない」 人口減少対策での実施に否定的 2015.11.23 07:59

加藤勝信1億総活躍担当相は22日、岡山県井原市で講演し「いま移民(を受け入れる)政策を取る考えは全く持っていない」と述べた

産経新聞 菅官房長官が否定的見解「慎重であるべきだ…」 2015.11.9 12:10

菅氏は、従来の政府方針について「経済・社会基盤の持続可能性を確保していくため、真に必要な分野に着目しつつ中長期的な外国人材の受け入れあり方について検討する」と改めて説明し、慎重に議論を進めていく考えを示した

 これで政府方針は分かるものと思うが。
 ポイントは「真に必要な分野に着目しつつ中長期的な外国人材の受け入れあり方について検討する」で、繰り返し表明されたものという。あとはその着目されるべき分野の選定等々になろうが、まずなにより食っていくために必要な(「経済規模の持続可能性」)領域における有能な人材を求める、のは確実だろう。

 例の「輝く女性を」云々と同じで、女性なら・外国人なら優遇する、という(純粋な)差別政策ではなく、”輝く”予定の、または”輝いている”人を優遇するものだろう。

 ―だから私の扱いが良くなっている―というか、敬して遠ざけられつつあるというか、そういうことになっているわけなのじゃないか。
 とおもったら、そう遠ざけられているわけでもないらしい(モノが研究マターということで、私のところに助言を求めにくる、という行動に出る人がいたりした)。

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