空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みていた記事メモ(2015-08-19) そのほか業務用メモ

2015-08-19 19:48:16 | Weblog
日経新聞 貿易赤字、4カ月連続 7月2681億円 対米・対中輸出、数量は減 2015/8/19 9:48

輸出額は7.6%増の6兆6638億円と、11カ月連続でプラスとなった。米国向けの自動車や、アジア向けに半導体などの電子部品、通信機などの輸出額が伸びた。金額は7月として2008年、07年に次ぐ過去3番目の高水準だった。もっとも、対ドルで前年同月から2割超進んだ円安の影響が大きく、輸出全体の数量指数は0.7%減と、2カ月ぶりに低下した。数量ベースでは中国向けが1.3%減、アジア(中国含む)は0.4%減、米国向けが0.2%減だった。欧州連合(EU)向けは5.5%増えた

 中国向けの減が少々目立つ。

東京新聞 【社説】GDPマイナス アベノミクスは破綻か 2015年8月18日

何より消費の低迷である。根本にあるのは、生活必需品の値上げなど家計の逼迫(ひっぱく)や雇用劣化、格差拡大などアベノミクスの弊害であることは明らかだ。実体経済の改善よりも、まず物価を上げようとするアベノミクスの「実験的政策」は間違いで、ただちに軌道修正してほしい

日経新聞 4~6月期の実質GDP、年率1.6%減 消費と輸出が低迷 2015/8/17 8:50

内閣府が17日発表した2015年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除く実質で前期比0.4%減、年率換算では1.6%減だった。マイナス成長は3四半期ぶり。1~3月期(年率換算で4.5%増)から一転マイナス成長となった。個人消費が低迷したうえ、輸出の鈍化が成長率の下振れにつながった

実質GDPの内訳は、内需が0.1%分のマイナス寄与、外需は0.3%分のマイナス寄与だった。項目別にみると、個人消費が0.8%減と、4四半期ぶりにマイナスだった」「円安を背景に食料品などの値上げが続く一方、物価上昇に賃金の伸びが追いつかず、消費者心理が冷え込んだ

輸出は4.4%減、輸入は2.6%減だった。中国はじめ海外経済の減速の影響で、アジア地域などへの輸出のペースが鈍った

 円安が進み、物価があがり、そこで輸出が冷え込んでボーナスも期待できず、というのが庶民感情になる、だろうか。

 英単語”purist”の用例をBBCで検索してみる。

BBC Irish Premiership: Warrenpoint Town 0-1 Ballinamallard Utd 8 August 2015

 対戦相手がレッドカードのために10人になっちゃった試合で勝ったチームからの発言で「"It was not a game for the purist, a hard, committed encounter and the players had a pure desire to win.

 サッカー競技の特有の言い回しがあるかもしれず、よくわからない。とりあえず「He was shown a straight red card by referee Evan Boyce for a late challenge on Currie」このstraight red cardは、”一発退場”くらいの意味なわけだ(イエローカード二枚分)。

BBC Wynton Marsalis - jazz purist? 30 September 2005

 このWynton Marsalis氏はジャズの名手で、ジャンルの伝統を厳しく守る城塞の如き人と言う描写がある。で、ハリケーン・カトリーナの被災者のためのbenefit concertを組織したりしたのだと。人種間対立が垣間見られたあの騒動のなか、彼は故郷ニューオーリンズの再建を固く信じるのである―

 ―だからこの場合、”純粋なジャズプレイヤーなのか?”ではなく、”完全にジャズプレイヤーの仕事に没入した人なのか?(それ以外のことには関わらないのか?)”という文脈かと思われる。

BBC Seth Lakeman and the Newport Folk Festival 7 August 2015

Having the so called 'voice of a generation' perform such an outrageous act as playing an amplified electric set of songs was viewed by many purists at the time as a betrayal of the honesty and purity of Folk music while others saw it as a radical rejection of the old guard and the key musical turning point of the 60's.

 フォークミュージックのシーンに”時代の声”や電気的に増幅した音を持ち込むのは、当時のpuristsにとってはフォークミュージックへの誠実やその清純性への背信行為であった―とあって、”まぜものを嫌う”という属性がはっきり見て取れる。

BLOGOS 東洋ゴム免震偽装事件-偽装に気付いた社員はなぜ内部通報できなかったのか? 山口利昭2015年06月23日 01:01

本日公表された外部調査委員会報告書によりますと、免震性能計算を引き継いだ社員が、前任者の改ざん疑惑に気付いたわけですが、この疑惑については内部通報も内部告発もされなかったそうです

 内部告発をうまく取り扱うことが出来れば、もちょっとなんとかなったかなーとか。

「回収もせず、公表もしない場合のデメリット」が取締役間で議論されています

 一応相談して確認しておくべき内容ですから、この件を話すこと自体は問題ないですが(公表へむけて覚悟を決める、という効果もある)、

そのデメリットの第一として「公表しないままでいると、内部通報されてしまうデメリット」が挙げられています。同社の取締役らは、これを懸念して内部通報を行うおそれのある関係者リストを作成し、「事前説明」を行うことが提案されました(同報告書260頁参照)

 …なんの事前説明だい、という突っ込みがくるわけである。
 
報告書のこの記述には少々驚きました。取締役が内部通報(内部告発)しそうな社員のリストを作成すること自体、尋常ではありませんが、その対象者に事前説明を行うというのも前代未聞です

 いやまったく。
 とりあえず、「東洋ゴム工業」「外部調査委員会報告書」でぐぐると当該の文書がでてくる。おそらく技術者倫理を語る際、直近の例のひとつとして有用だろう。メモしておく。

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