空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

COP29:富裕な諸国はもっと環境変動のために投資をしてくれるか?

2024-11-11 22:53:43 | Newsメモ
 いまや手遅れではあれ、影響を抑えるため・現状でもっと有効に環境を利用するため、もっと投資があってよい。本邦では農村環境の改善や山地・湿地の保全・創出がよいかなあと思うが、まあともあれ―。

BBC COP29: Will rich nations promise more money for climate change? 1 day ago

Esme Stallard

 2009年には、先進諸国は2020年までに毎年$100bnの投資を実現する―と約束したのだという。しかしそれは2023年まで果たされなかった。ようやくその最初の目標が15年越しに達成されて、しかしもはや1.5度の制御の目標は超過する見込み。この課題に取り組むべく、いますこし精力的な投資が求められよう―。

In 2009, the world's developed nations agreed to give $100bn (£78bn) a year to poorer nations by 2020 to help them tackle and prepare for climate change.

In the 15 years that have passed since that first goal was set, global temperatures have increased and emissions have grown - requiring trillions of dollars of investment to tackle the issue of climate change.

At the UN climate summit COP29 this year in Baku, Azerbaijan, countries will recommit to a new goal - but first they must agree how much will be given, who is contributing and how the money will be spent.


 環境会議、アゼルバイジャンのバク―でやってるんですね。
 ともあれそうまで投資を要求するなら、その使い道は何だ、どういう効果があるんだと問われるのは当然。

Money for climate action broadly falls into three buckets:

Loss and damage


For example, in the past 12 months alone the developing world has experienced severe climate-related crises - from flooding in Myanmar to ongoing drought in East Africa.

 発生してしまった損失とダメージとの回復。たとえばミャンマーの洪水。
 また東アフリカの干ばつは、それは大問題で、まずは人命救助だ…というのはそうなのだが。

先ほどの記事 原油混じりの水でも飲むしかない―南スーダン(2024-11-11)

 を思うに、十二分な水があってしまったところの再開発と、すでに発生してしまった・するであろう汚染拡大の防止に力を注ぐこともあってしかるべきだろうなあと。
 …ケニアあたりでかな、あまりに雨が降りすぎて、池が湖に発展してしまって町役場が水没していってるとか。それは異常事態というより、常態と化してしまっているものじゃあないのかと。

為参考:
空野雑報 「気候変動」なのであって所々で影響の仕方は違っていて(2023-09-07)

場所によっては豪雨で常態化し、湖が拡大してしまうということもある。ケニアのこの話題の村では、湖が拡大してカバやクロコダイルまで増強されちゃって―。

…カバに襲われ足の肉を食いちぎられて―漁もなかなかしづらくなってしまった漁師さんが冒頭に。カヌーごと潰されたそうな。流石に怖いので、ほかの仕事をしようとしたが、まあできるものでもなく。仕方なく漁の稼業に戻ってきたのだとか。

 …アフガニスタンあたりの水害もかなーり落ち着いちゃったんじゃないかなあ…どうだろうなあ…。

Mitigation

This is money to help developing nations move away from fossil fuels and other polluting activities. This is where most money has been given to date because it can often be profitable.

Many countries still have coal power stations that are yet to reach the ends of their lives. They need support to switch to clean energy, such as solar farms.


 緩和。化石燃料からの転換。…ぶっちゃけ原発を提供し、その片付けまで道筋をつける―どこかの安定地塊に最終処理するまで―する必要があるんだろうな。

Adaptation

building stronger flood defences
relocating populations at risk
developing storm proof housing
distributing crops that are more resilient to dry spells


 そうして我々の農業生産を守るためにもダムや堤防やは必要で、対候性のある種子も必要で、家屋の強化は直接に生命を守る。
 …そうした追加支出に我々は耐えきれるか。いやすべきなのだ―という、そういうことなのだろう。

In 2009, richer countries agreed to provide $100bn (£78bn) a year to developing nations for climate action by the end of 2020.

But by the end of that year the total was $83.3bn (£65bn) - the goal was finally reached three years later.
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