空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アニマル・レベリオンと地産地消との相性

2022-05-14 21:49:09 | Newsメモ
BBC Animal Rebellion: Activists want meat cut from Wales' school dinners 10 May 2022

Activists Animal Rebellion are urging councils to drop meat from school dinners at least two days a week.

 程度問題ではあるが、週五回の給食のうち2回を精進料理にするというのは、そもそも肉を食い過ぎているところでは健康増進のためになるかもしれない。

Mr France said: "We feel that kids are experiencing record high levels of eco-anxiety, and that animal agriculture can contribute to the climate crisis.

 環境問題のみに牽引されては、ちと。子供たちの健康の点で説得的である方が良いように思う。

"Currently a lot of farming is subsidised, there is no reason why these subsidies cannot be put into sustainable forms of agriculture."

 農業への補助金を削減するのは、より健全な産業のあり方への道であろう―というわけだ。田舎の人口維持がなんのためになるか、まあいろいろ考えてもいいかなあと思う。実現されるべき「より持続的な農業」というのは、さて、どこの誰によってどのように担われるか―。

She said it was not a matter of eating less meat but of ensuring meat eaten was locally produced.

 地産地消は宜しいことですね。輸送コストを減らします。尤も、地方の小規模事業者からでは、単価は高くなるかもしれないが。

He said: "'Don't eat red meat' is an unfinished sentence. It should be 'Don't eat red meat which has travelled from far afield, like South America'.

 …なんで延々南アメリカから輸送された肉を食べてるか、という。
 象徴的に言えば、補助金をつぎ込んでもなお外国産のお肉の方が安いわけだ。しかしいつかその外国産のお肉も入ってこなくなるかもしれない。やはり自国内でそこそこ対応できるほどに産業を残しておきたい。苦しい中でも農業従事者たちは踏み留まっているが、アニマル・レベリオンのような運動は、性急に過ぎて、まずは地元産業を滅ぼす方向に効きやしないか―と、まあ。考えて欲しいかなあとは思う。
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