これについては思うところ2つあって、1つは「やりたいこと(what)」だけがあって方法論(how)がない、習得してない、または習得の仕方がよくわからんというパターン。もうひとつは「やりたいこと」なるものが多すぎてマルチタスクになって結局何も身につかないというパターン。
— Toru Oga (@toruoga0916) 2017年11月7日
両方兼ねそろえたパターンも。
若い人は「恥ずかしい文章は出せない。まだだ、まだ見直さないと」とか思っていつまでも出してこない傾向があります。良い大学出てる学生なら猶更。でも彼らは普通、がんばっても合格を80点とした場合に40-60点くらいのものしか書けません。あらかじめ決めたポイントで拾いにこちらから行きます。 https://t.co/Psm5BencZK
— pkm (@tkmpkm1) 2017年10月29日
何より、僕がそうでしたからね。僕は若い頃はプライドが高すぎて自力で100点狙おうとした馬鹿でした。でも、どこかで卓越したプロから教わらなければ、壁を越えて本当のプロの文章を書けるようにはならないと今は思えるところまでは来れました。そしたら多少は教えられるようにも。大事です。 https://t.co/eHUsczQTiV
— pkm (@tkmpkm1) 2017年10月29日
今日は、学生の書いて来た文書を添削しながら一緒に読み直してみた。添削こそ指導の王道ですね。赤入れの過程で全部教えられる。ただこの最強指導方法が機能するためには、学生が「よく考え抜いて書いて来るいること」、「自分が何を書いたかよく覚えていること」等の条件が揃わないと発動しない。
— オッカム (@oxomckoe) 2017年9月21日
…だから、先生と学生との共同作業でもあるんですよね。
どうもねえ、オリジナリティという概念の理解がアレで、外国語文献の翻訳を提示したら、助詞を適当に按配して日本語として破綻させてから持ってきて、論文の主旨が破綻したり…はては私の研究メモをそのまま…。
一番簡単なのは、「絶対書ける論文構成案」を作って渡す事なんだけど、それだと論文書く作業の半分以上、他人にやってもらったのも同然なので、やりたくないし、評価も難しい。 https://t.co/qkcrc5R0mo
— Kan Kimura (on DL) (@kankimura) 2017年10月16日
この構想力、その構想を抱くにいたった問題意識。そこらへんを養成・訓練したいのですよねえ。
既にある、と言いたいひとはおおくいるだろうけど、ひとつひとつ言語化し、個々のアイディアを再編成する知的努力・能力をだな、と。
全国の高校で生徒たちと話していると、「生徒が学びたいもの」と「大学が提供しているもの」が年々ズレてきている感じがする。日本の大学が古い制度でがんじがらめになり、言うほど改革ができないのは周知の事実なので、大学の資源を効果的に利用、活用して、自分で学ぶ姿勢が若者には求められる。
— 山内太地 (@yamauchitaiji) 2017年11月4日
これってそもそも大学に入りたい側が大学とは何かをわかっていない、ってことでは。制度でがんじがらめなのはその通りだが日本に限った話ではないし、大学で学べないことをやりたきゃ他に行けばいい話。 https://t.co/3QyWOZSYHO
— Yoshihiro Hara (@yoshi_h0507) 2017年11月6日
コドモのやりたいことって、『ドイツ語を読めないままニーチェを語りたい』とかじゃねーのー?とか引きこもりになりかけの私が思う。
実際のところ、ギリシャ語悲劇の専門家はギリシャ語を読めないと話がはじまらないわけで、そーゆー基礎を教えていたら…非常に嫌われて。
…いえ、エッセイを書くならさほど問題にならないでしょうが、学者になりたいならそこそこの基礎くらいは修めてくれや…とか思った私。指導に失敗したのはそのとおりですが、ミスマッチにもほどがある、とも思う。
まあ、私が大学院生時代にも、ドイツ語まったくわからずプロ倫読んでウェーバーを論じたいとか、サンスクリットまったくわからずサンスクリット仏典を論じたいとか、そーゆー「ご希望」「ご要望」が時折よせられ、我々院生仲間は頭をかかえたものであった。日本語だけで論じられるようになっていないとしたら、それはこれまでの学者の怠慢なのだ、だそうで。
若いヒトから言われるのはうんまあ、と思う点があるが。
要は、退職したあとのカルチャーセンター代わりに大学院に入ろうとしたひとたちがいたのだね。しかしカルチャーセンターのそうした講師さんたちを養成するにも、養成機関が必要であり、そのひとつが大学院なわけで、カルチャーセンターそのものより高度な内容をやらざるを得ないことは認識すべきだろう、うん。
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