空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

スウェーデン総選挙

2018-09-09 22:20:12 | Newsメモ
BBC Swedish election: Vote begins amid anti-immigration surge 9 Sep 2018

The SD - which has its roots in neo-Nazism - has rebranded itself and says it is inclusive.

 まあナチスに淵源するなら、略称のSDなんてのはなかなか、前例を受け継いだという点では評価できそうだ。歴史の勉強の反映を見ることができるという点、あからさまにSSとかしないでちょっとずらすあたりのセンスとか。そこらの声の大きい人々はSDなんか知らずにいる可能性がわりと高いし。なにしろあの手のひとたちは、中学社会・理科から怪しいから。高校世界史でもフォローしないあたりはわかるまい。

Immigration has been a central issue of the campaign. The SD doubled its seats in the 2014 election and it is predicted to double them again in this election.

 まあそんなわけで、ナチスがどうこう、民主主義の危機がどうこうと言う人たちこそ、この状況を重くみて観察すべきだと思うのだ。いやマジに。

 正直なところ、安倍政権はポピュリスト傾向があるという点でこうした本格的に危険な政党指導者と同様だということはできるが、その点にかけてはその当の国々の伝統政党だって対応せざるを得ない傾向であり―いまどき『移民さんいらっしゃーい』と言い切って選挙に勝てるところがあろうか―この点で日本は主要政党指導者が「アイツラ追い出しちまえ」と言ってないあたり、相当穏健だと認めざるを得まい―、寧ろ安倍政権の問題は曖昧な”民意”に阿って果断な決断をしないところにあろう:



 選挙で勝つための強かさ、と評価したいひとは評価すればいいと思うが。



 …かなり本気で、こっちの意味での不決断が大問題だと思われる。
 正直、今回の北海道の地震(由来の停電)が夏に起きたのは、まだしも幸運と言わざるをえない:



 この点を考えると、人間の安全保障の点で、ほぼ全ての政党が見てみぬふりをし続けている。



 とまあ、相当深刻に我が命・親族の命に危機感を感じている人々が地味に増えるなか、ツィッターパフォーマンスに生存を賭ける人もおり:



 大規模地震が起こった(非常事態)ので通常の電源が失われた(非常事態)、そのために安全確保策である非常電源が動作して問題が起こらないようにできた(非常事態に際して予定されたプロセス)。平常時に予測された限りのことであり、それ以上の異常は発見されていないという意味で「「異常確認されず」」は正しい。他方、大規模地震という非常事態から始まった一連の対応は、正常ではないという意味で「異常事態」だが、言い変えを行うことによる積極的な意義はどこにあるのか、そこの説明が問われることになろう。

 端的に言えば、(私はまったくそうした映像を見ないが)現時点で安倍総理も泊原発関係者もフルアーマーで出撃してはいないだろう。いや私は見てないが。してみると、防護服を着る必要は、現時点では全くないらしいなあ、と映像的に理解できるのではないか。

 他方、フルアーマー枝野が出撃して、その上で「直ちに影響はない」と明言された場合を考えよう。信じる気も起きないのではないか。





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