空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

研究者業界から足抜けできそうな人のお話

2017-11-22 19:33:56 | Weblog
 あるあるすぎて吐きたくなる:







 うちのボスは流石に察したか、最近は(少なくとも直接は)攻撃してこない。







 顔回じゃないんだから。



 こういうことでしょう。

 顔回的に”まあとりあえず最低限食ってはいける”程度でも、我が国では割とカネがかかる。特に、研究施設があるような程度の都会ではそうだろう。道端に湧き水があるわけでなし、茶を飲みによれるご近所さんがあるわけでなし、しばしば移動にもカネがかかる。そもそも住むところにカネがかかる―

 ―文京区大塚、築28年1R1F、6万円くらいが下値かな。最寄駅まで8分。これで年72万円は必要。電気・水道・ガス・通信費で、計100万と言ったところか(多分かなり最低限近く)。食料費、それなりの日常の移動・交通費、国内学会出張2回自腹と研究関係書十数冊、ここまで見ると額面300万は限界の値と思える。多分、帰省は不可。

 …4.5畳、築55年まで頑張れば5.2万円とかあるけど、まあ…限界バトルだ。

 …そうか、「学寮」なんて名前のところまで行けば…。
 …いや! 10平方メートル、1R風呂なし、築58年で3.3万円! 最寄り駅まで5分の物件が!

 それでも研究に関する完全自由裁量があり、研究者番号があって科研費応募ができて、かつ仕事場に本等々を置けるスペースが確保されていて…なら「まあいいや」という人があろう。多分、結婚すればも少し生活は真っ当になるし。

 そんなわけで重要キーワード「自由に研究させてもらえるなら」だ。ほんとうにねえ…。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 意識高い系さん | トップ | ドイツ総選挙記事メモ:連立... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事