タンザニアは「コンディション・フリー」の中国からの援助を期待する

BBC John Magufuli: Tanzania prefers 'condition-free' Chinese aid 27 Nov 2018

　タンザニアの大統領は中国からのお金で整備した大学図書館開館式で言う、条件の少ない中国からの投資のほうが、西欧からのそれより好ましい―「He was speaking at the opening of a library at the main university in the commercial capital, Dar es Salaam. China assisted in building the $40.6m library」とまあ、中国だってカネ目の話ばかりやってるんじゃないし、といういいアピールでもある。

　西欧側はホモフォビア発言に厳しすぎるよー、という愚痴でもあろうが（…それはそれで難だが）―

「The World Bank has put on hold a $300m loan for an educational project, partly in response to the government's decision to expel schoolgirls who become pregnant.」

　…まあその、世界銀行としては、妊娠を理由に女生徒を退学させるのは、経済効率に合わないと批判したいだろう。これは理が通っている。

　もちろん、乳飲み子を抱えて学校に通うのでは学習効率もあがらないだろうが、という主張も理はあるが、保育施設の充実で対応するのが先進国的なたしなみであるし、そうまでの予算はないというなら、母体保護・乳幼児の権利保護を理由に1～2年の（強制的な）停学を「推奨」するとか（いやこれはこれで人権侵害だろうが、しかし育休というのもあるわけで、まだしも妥協点に近いだろう）。学校というのは訓練がなされればまあ用はすませるわけなので、授乳で授業を受けられずに赤点になるならさっくり落第留年措置にすればいいだけのことだし（十二分な成績に至れば、進級で問題ないわけだ）。

検索用タグ【LGBT】タンザニアについての報道を最近、よく見るし。