空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ザンビアの警察が中国人を採用したが

2017-12-21 11:55:33 | Newsメモ
 ザンビアの警察が中国人8人を採用した―と発表されたらあっというまに非難轟々。24時間で配備取り消し。

BBC Zambia's new Chinese police officers removed after outcry 19 Dec 2017

 そりゃそうだろなんでいけると思った―…。

 ザンビアの国内的にも、今年早くに”警官が外国人と結婚するのは、治安上の問題で不可”との司法判断があった由。それからみれば、そりゃナマの外国人を正規に雇用って、やっぱりよりマズイだろう。ザンビアとの二重国籍者ですらダメだとかいうんだ。そうして他の国籍のひとたちを治安関係から除去してきて、なんで中国人だけ…?! ということのよう。そりゃそうだろ。

 もちろん、ザンビア国内に中国人コミュニティが既に成立し(2015年段階で2万人とか)、拡大する見込みなのだろう。それからすれば、当然、8人そこらは必要数とはいえる。だけどそーいう問題でもないだろう。


 思うに、これこそ「忖度」すべき問題である。中国人が中国人の国籍のまま(いかにザンビアの法に基づいてとはいえ)ザンビアで警察権を行使するなど、かつての植民地時代を想起するじゃないか。満州国ががまんならない理由の一端だろう。されてイヤだったことは、いかに相手国のご希望であろうと(そりゃ植民地をつくるときにはそういう形式を整えただろうよ)、よくよく抑制的にすべきものではないか。

 どうも中国は、あちこちで”かつて自分が日本にされていやだったことで、自力でそこから自らを救済したところの”悪徳をしでかしているようで、感心しない。いや,生きるのに必死なのは理解するんだが。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国連の人権問題調査官がミャ... | トップ | 見ていた記事メモ(2017-12-21) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Newsメモ」カテゴリの最新記事