空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アルシャバブはケニア国境まで支配圏を広げる

2010-02-17 18:25:18 | ソマリア関連
Garowe Online Somalia: Al-Shabaab seize town near Kenya border Feb 16, 2010 - 8:53:00 AM

 下JubbaのアルシャバブはHizbul Islamの支配地を攻撃,ケニア国境近くのDiif townを制圧した由。Sheikh Hassan Yaqubがいわく,当該地域の支配者らを彼の兵士たちは強制的に排除したと。

「我々の戦士たちはこの町の支配者たちを激しい戦闘で強制的に放ち出した。Diifは我々の支配下にあると言い得る」と声明する。なおアルシャバブ側の被害はないとされるが,(別口の)報告によれば何名かの死者があった模様。

 なお「強制的に」と副詞で訳したのはforcibleです。もちろんこれだけなら形容詞ですが,以下の引用をご覧ください:

"Our fighters forcible emitted the town’s rulers in heavy fighting. I can confirm that Diif is under our control,” he was quoted as saying

 …たぶん,副詞の位置です。少なくとも主語のfightersと同格の形容詞で,結局副詞と同じ意味合いになるべき単語だと思います。「彼は最初のものとして入場した」は「彼は最初に入場した」と言い換え可能ですよね? それと同じ構文が背後にあるんだと思います。

 なおHizbul Islam側の戦闘員等々は国境を越え,ケニア側に逃亡したとのこと。

Garowe Online Somali groups fight again over border town Feb 16, 2010 - 6:02:16 PM

 他方,同様にケニア国境近くにある町Dhobley(Turkiが潜んでいて,米軍のトマホークが3発ばかり飛び込んできたことがある町)にHizbul Islam(Madobeの一党)が攻撃―夜襲―をしかけ,アルシャバブはこれを撃退した模様。死者はすくなくとも5名という。

 Madobeの配下がDhobley奪取を目指して攻撃をするのは,今月二度目の様子。

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