聖者の生足

　嗚呼インドよ，聖者の国よ！　
　信仰厚きかの国では，未だ人々は聖者の奇跡を信じる心を忘れてはいない！　80歳の聖者Yanadi Kondaiahは徳篤く，その足にはひとを癒やす力があると信じられる。
　助けを求める人には優しく応対。彼は言う，「私はいつだって，ひとには良くしてきたし，で私のところに来た人を助けてきたよ。でなんで私がこんな目に？」

BBC news, South Asia Thieves cut off man's 'holy leg' Thursday, 13 December 2007, 17:31 GMT By Omer Farooq

　彼には一つ，弱点があって，それは飲酒であったという。ひとの誘いを受けてお酒の供応をうけ，はぁこれはいい気分だとなったところ，Kondaiah師は人気のないところに連れ込まれ，足を切断されてしまったのだ。

　しかもそのまま放置された。

　失血死を狙ったものでしょう，しかし幸いその前に発見され，病院に担ぎ込まれて一命を取りとめた。いや，80歳にして足を暴力的に切断され，なおも命をとりとめるとは，流石はインドの聖者だ。

　流石にこれは，単純に治療効果を狙った足泥棒とは思われず，何か復讐行為でもあろうかと，警察は問題の2人の容疑者を追っている由。

　ところで「生足」あたりで検索したひとはご苦労さんでした。