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てらまち・ねっと



 昨夜8月2日の22時から23時前までのNHKの 「驚異の免疫ネットワーク」 は、とても面白かった。
 まだ、治療中だから、いつも22時過ぎには寝るようにしている。けど、昨夜は、面白くて最後まで見てしまった。
 免疫はガンと切り離せないことと考えている。

 番組では、コロナに関して、「自然免疫」や「獲得免疫」のことのほか「サイトカインストーム」 のことも出てきた。
 「サイトカインストーム」は、ガンの進行によって生じる現象でもいわれているから、それなりに縁がある。というのは、今年の2月から3月の体重の激減。食べても食べても体重が減るあの頃に心配したこと。 (例・後掲の文献/サイトカインストームは、がんではがん悪液質の原因となっていると考えられています。これはVol.26でも解説したように、がん特有の体重減少などをもたらします。)

 それと「見せかけの無症状」のことも面白かった。今後、感染拡大が長引く中で、かかわりが理解されるかもしれないと思った。
 そんなわけで、同番組の紹介部分にリンクし、一部は抜粋。再放送の案内もそのうちに出ると思うし・・・・

 なお、昨日8月2日の私のブログへのアクセスは「閲覧数6,018 訪問者数1,747」。

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● 放送予定 - BS1スペシャル   ★  NHK
●BS1スペシャル シリーズ人体「驚異の免疫ネットワーク~新型コロナとの戦い」 NHKBS1  2020年08月02日
 感染拡大が止まらない新型コロナウイルス。
危機を乗り越える鍵はあなたの体に備わった「免疫」の力にあった!
最新科学で人体VSウイルスのミクロの攻防を完全映像化する。

なぜ新型コロナウイルスは無症状の人から次々と広まるのか?
重症化する人としない人の違いは何なのか?
治療法の決定打は?
謎を解く手がかりは、人体をウイルスから守る「免疫細胞」たちのネットワークに秘められていることが分かってきた。
番組では免疫とウイルスの壮絶な戦いと、両者の驚くべき進化を、貴重な顕微鏡映像や精緻なコンピューターグラフィックスで体感!
パンデミックの脅威を乗り越える手立てを、最新科学で探る。

●サイトカインストーム
     がん免疫療法コラム  Vol.68 2020.04.20
がん 一般 ウイルス サイトカイン
サイトカインストーム Vol.68

サイトカインストーム という現象があります。
がんの進行によって生じる現象でもあり、最近話題の新型コロナウイルスの重症化とも関係しています。

今回はサイトカインストームについて解説します。
サイトカインとは?
サイトカインは、一般的には、細胞間相互作用に関わる低分子タンパク質です。細胞から放出され、他の細胞の機能や働きに影響を及ぼします。

サイトカインにはさまざまな種類があります(表1)。サイトカインとは特定の物質の名前ではなく、さまざまな物質の総称なのです。

Vol.45でも解説しましたが、サイトカインは、特に免疫細胞間の相互作用に大きく関わり、「がん」や「病原体」などとの戦いに役立っています。

いずれも1つの細胞から放出される量は極めて微量です。

ただ、働きかけを受けた細胞が、さらにサイトカインを放出して他の細胞に働きかけるため、多くの場合、非常に大きな結果をもたらします。

サイトカインストームとウイルス
1918〜1919年に流行したスペイン風邪では、死者の数は5千万〜1億人とされていますが、中でも健康な若者の死者が多かったとされています。

また、今回の新型コロナウイルス感染症では、ある段階で、快方に向かうケースと急速に重症化するケースに分かれると言われています。

こうした経過に関わっていると見られるのが、サイトカインストームです。

<font style="background:#ffccff">スペイン風邪の場合も、新型コロナウイルスの場合も、ウイルスそのものの感染より、サイトカインストームが重症化をもたらすと見られているのです。

サイトカインストームとは?
それでは、サイトカインストームとはどのような現象なのでしょうか?

実はサイトカインには、「炎症性サイトカイン」と「抗炎症性サイトカイン」があります。

これらはアクセルとブレーキの関係になっています。一方が炎症を引き起こし、他方がそれを抑えています。

通常は、両者のバランスが取れており、不都合が起きないように制御されています。ところが、このアクセルとブレーキのバランスが崩れることがあります。

前述のように、サイトカインは微量でも大きな結果をもたらします。この結果、炎症性サイトカインが過剰に血中に放出されて自己免疫疾患などを引き起こしてしまうことになるのです。

これがサイトカインストームです。


サイトカインストームの症状と対策
サイトカインストームは、がんではがん悪液質の原因となっていると考えられています。これはVol.26でも解説したように、がん特有の体重減少などをもたらします。

がん悪液質では、代謝異常も伴っており、浮腫、胸水・腹水などが発生します。

新型コロナウイルスでは、間質性肺炎が起こることが知られています。これは肺でガス交換(血液中に酸素を取り込み二酸化炭素を排出する)を担当する肺胞と肺胞の間の部分(間質)や肺胞の壁、血管壁などで炎症が起こる現象で、サイトカインストームがその原因として関わっていると見られています。

こうしたがん悪液質や重度の間質性肺炎の治療は非常に困難です。ただ、炎症性サイトカインの量を低減するさまざまな手法に効果が期待されています。



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